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![]() ▼エドワード・サイード「この先を考える」(中野真紀子訳) *抜粋 「パレスチナに少しでも関わりある者はみな現在、気の遠くなるような怒りとショックに打ちのめされている。ほとんど1982年の出来事の再現ではあるものの、現在イスラエルがパレスチナの人々にしかけている全面的な植民地制圧攻撃は、1971年と1982年にシャロンがパレスチナ人にしかけた前二回の大規模な侵略よりもさらにひどいものである。 いまぜひとも述べておきたいことは、内容は絞ったものの、アラブと西洋の両世界で育った者としてわたしがパレスチナ運動に注いできた長年の努力のささやかな成果といえるものだ。わたしはすべてを知っているわけでもないし、すべてを語れるわけでもないが、この難局にあたって自分に提言できるいくつかの考えの一部をここに挙げておきたい。 とりわけわたしたちには、マンデラが彼の闘争について倦むことなく唱えつづけたように、パレスチナがこの時代の大きな道義的主張の一つであるという自覚が必要だ。従って、パレスチナはそのようなものとして扱わねばならない。貿易交渉や物々交換の対象などであってはならないし、出世の手段であってもならない。正義を掲げてこそ、パレスチナ人は高い道徳的な位置を獲得・維持することができる。 そのうえわたしたちは、ANC(アフリカ民族会議)が南アの白人たちに呼びかけたように、相互の尊重と一体化の政治の一環としてイスラエル人に直接呼びかけることの威力も理解していない。共生が、イスラエルの排他主義と好戦的態度に対するわたしたちの回答だ。これは一方的に折れることではない。団結をつくり出すことであり、それによって排他主義や人種差別主義や原理主義を孤立させようとするものだ。 パレスチナ人としては、わたしたちは、潰しにかかるあらゆる試みをかいくぐって生き延びてきた一つのヴィジョンと社会を残したと言うことができると思う。これはかなりすごいことだ。それは、わたしやあなたの子供たちの世代のためのものであり、彼らが希望と忍耐を持って批判的かつ理性的に進んでいくための出発点となるはずのものだ。」(2002年) ▼「ガザの戦争に対して抗議する数千人のイスラエルの人びと」(2009年1月3日) Thousands of Israelis protest against the war in Gaza ▼エドワード・サイード「一段の締めつけ」(中野真紀子訳) *抜粋 「イスラエルの軍事占領に反対して現在パレスチナとイスラエルの両方で展開されていることにはついていけてない。家屋の取り壊しやアパルトヘイトや暗殺や、その他さまざまな形で表明されるイスラエルの無法な空威張りに反対を唱えるイスラエル人のグループを選び出してはどうか?パレスチナ人とイスラエル人の努力が一緒になって、占領を終了させるよう特定の具体的な手段を通じて働きかけない限り、占領を打ち負かすことはありえないだろう。従って、パレスチナ人のグループはこれまでのためらいを捨てて積極的に働きかけ、イスラエルの抵抗勢力のみならずヨーロッパやアラブ諸国やアメリカの抵抗勢力をも勧誘し巻き込んでいくようにしなけねばならない。 ねじは締め上げられるだろうが、それがもたらすのはイスラエルによる抑圧の強化だけではない。弁証法的な発展によってパレスチナ人が工夫と創造力を発揮する新しい場も生まれるのだ。パレスチナの市民社会には前進を示す兆候がすでにかなり現れており、これらにこそ力を集中する必要がある。ことにイスラエル社会の亀裂によって、脅かされ閉鎖されて不安にさいなまれている民衆が覚醒を大いに必要としていることが顕になってきたときにはなおさらである。新しい抵抗の道を示す役目を背負わされるのは常に圧政者ではなく犠牲者である。そしてパレスチナの市民社会にはこれを率先して進めはじめた徴候がある。気落ちと本能的な退行が広がる時代には、すばらしい前兆である。」(2002年) ▼「ガザ戦争に抗議するイスラエルの人びと」 (2009年1月9日) (Israeli Protest against War in Gaza)
by illcommonz
| 2009-01-22 06:01
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