はじめに、ふた、ありき
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「ハマスのロケット弾がそんなに脅威だというのなら、どうしてイスラエル軍は、 そのロケット弾と、F16戦闘機やアパッチ・ヘリを、とりかえようとしないのだろうか?」 (マーク・スティール 「インディペンデント」 2009年1月21日) なるほど、たしかに疑問だ。 だが、疑問はほかにもある。最新の軍事技術のことはよく知らないのだが、 ずっと疑問に思っていることがある。それは… 1,300人以上の死者をだし、ガザを廃墟にしなければならないくらい、 ハマスのロケット弾が脅威だというのなら、どうしてイスラエル軍は、 PAC3迎撃ミサイルを使わないのか? それとも、イスラエル軍が配備する、アップグレードされた最新のパトリオット・ ミサイル・PAC3(*後述【参考資料】参照)でさえもまだ、ハマスのロケット弾 (カチューシャ・ミサイル/カッサム・ミサイル)をうちおとせないのか?それとも 単にコストパフォーマンスのせいか? もちろん、これはあくまでシロウト考えなので、 もしかすると、全くとんちんかんな疑問なのかもしれないが(たぶんそうだと思うが)、 やっぱり疑問である。 【参考資料】 ▼外務省「第6節 中近東」 「91年1月、湾岸において多国籍軍の武力行使が開始されると、イラクはイスラエルを戦闘に巻き込むために、テル・アビブ等にミサイル攻撃を加えた。イスラエルは、米国や日本を始めとする国際社会の説得もあって、イラクに対する反撃を差し控えた。イスラエルは、自制と引きかえに米国からのパトリオット・ミサイルの提供を受け、また国際的にその立場を強化することとなった。」 ▼「イスラエル軍進攻 ハイファにパトリオット発射台建設 - イスラエル」 「イスラエル北部沿岸にある同国第3の都市ハイファ(Haifa)に13日、2発のカチューシャ・ロケットが撃ち込まれたが、負傷者はいなかった。これを受けてイスラエル軍は15日、ハイファにあるStella Maris基地にパトリオット(Patriot)対空ミサイルの発射台を配備した。軍の報道官は、「ハイファの住民を守るため、あらゆる場合の不測の事態に備えて、我々はミサイル発射台を配備した」と述べた。イスラエル軍ラジオ放送はこの発射台配備について、「カチューシャ・ロケットを防ぐのには役に立たないが、軍事行動が拡大してシリアまで巻き込むことになった場合に備えた防衛策である」と報じた。」(2006年07月16日) ▼「イスラエル 新型パトリオットミサイル(PAC3)を購入へ 地元紙が報じる」 「イスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)は23日、同国軍が米国製の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を購入すると報じた。イスラエルは現在、PAC2を保有しているが、長距離弾道ミサイルも迎撃できるPAC3を購入し、防衛能力を強化することにしたという。同紙が消息筋の話として伝えたところによると、PAC3は敵国であるシリアが保有するミサイルにも対応することが可能という。PAC3を製造するロッキード・マーチン社のウェブサイトによると、PAC3は巡航ミサイルや戦闘機、弾道ミサイルを迎撃することが可能。ミサイルの重さは320キロで、発射装置にPAC2は4発のミサイルを装てんできるが、PAC3は16発装てんすることが可能という。イスラエルは1991年の湾岸戦争の際にパトリオットを実戦配備。当時のフセイン・イラク政権がイスラエルに向けて発射したスカッド・ミサイルを迎撃した。 」(時事通信 2007年8月23日) ▼「PAC-3対応のアップグレード」 「パトリオット・ミサイルPAC-3に対応するために兵器操作コンピュータ(WCC)とソフトウェアを交換アップグレードする。通信機器はすべて調整されなおす。このアップグレードによってPAC-3オペレーターはLink-16、LバンドのTDMA通信ネットワークシステムである統合戦術情報伝達システム(Joint Tactical Information Distribution System, JTIDS)に接続して弾道弾の迎撃に必要な情報が入手でき、またネットワークに対して情報を提供できる。また、新しいソフトウェアによって「テーラード弾道弾ミサイル・サーチ機能」を実現でき、弾道弾に対応する必要がある特定の必要な方向・角度にのみ集中して捜索が行なえる。また弾道弾が化学兵器弾頭か子爆弾運搬型弾頭かによってそれぞれの禁止高度を設定して正しい高度で撃墜する機能を備える。レーダーも進行波管を加えることで捜索・探知・追跡の性能が向上した。パトリオット・ミサイルPAC-3のソフトウェア向上は続いており、対レーダーミサイル、UAV、クルーズミサイルを識別出来るようになっている。」 ▼「イスラエル、ハイテク産業の強さの秘密を探る!」 「米国でのNASDAQ(米国株式店頭市場)上場では、米国、カナダに次いでもっとも多い国イスラエル。特にハイテクおよびIT(情報技術)産業における影響は世界的に見ても影響は多大である。米ソ冷戦以降、旧ソ連からの大量の科学者の移民などの頭脳の流入はすさまじい。それを証拠にIT産業の主要なR&D(研究開発)ディビジョンがほとんどイスラエルに集結してきている。たとえば、ハイファには、マイクロソフト、インテル、IBMが軒を連ね、ヘリツィスでは、サイテックスを古参として、インターネット、マルチメディア関連のスタートアップカンパニーが200社を越える勢いで生息している。あのWindowsNTやペンティアムがこのハイファでデザインされたことはあまり知られていない。」(「ASCII24ニュース」1998年9月16日) ▼「イスラエル軍、ガザ撤退が完了 境界でハマス攻撃に備え」 「イスラエル軍は21日早朝(日本時間同日午後)までに、パレスチナ自治区ガザに侵攻していた地上部隊の撤退を完了した。1300人以上のパレスチナ人が死亡した3週間にわたる軍事作戦が終了した。現地からの報道によると、部隊はガザとの境界のイスラエル側に集結し、イスラム原理主義組織ハマスからの攻撃に備えている。部隊は18日の一方的停戦発効後に撤退を開始した。米国でオバマ新大統領が就任した20日夜の時点では大半の兵士がイスラエル側に戻っていたという。」(日経新聞 2009年1月21日) ▼着弾したハマスのロケット弾 ▼イスラエル軍の不発弾 ------------------------------------------------------------- [追記] ▼「不発弾が住民の脅威に= イスラエル軍撤退後のガザ」 「イスラエル軍部隊が21日に完全撤退を果たしたことで、パレスチナ自治区ガザの軍事作戦は一応の終結をみた。しかし、徹底的に破壊が進んだガザでは不発弾などの脅威が指摘されており、住民にとってはまだ「戦時」が続いている。赤十字国際委員会(ICRC)は、激しい交戦が展開されたガザの住宅地に残された不発弾が「大きな脅威」になっていると指摘。ガザ北部では、既に不発弾で子供2人が死亡するケースも出ている。イスラエル軍は、アラビア語のメディアを通じてガザ住民に対し、不発弾に近づかないよう求める警告を発している。ただ、人口密集地のガザでは、至る所にがれきの山が築かれており、破壊された自宅跡で貴重品などを探す人の姿があちこちで見られる。危険は隣り合わせだ。」(時事通信 2009年1月22日)
by illcommonz
| 2009-01-23 02:24
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