▼「ないかくだとうデモ2009.2.8@新宿_3」
(0分50秒目あたり)
[警察官] ご通行中の歩行者の皆さんにお知らせします。まもなくデモ行進が通過します。
[歩行者] ははははははは!
という可笑しな感覚は、こうした映像ではなかなか分かりにくいものらしいが、でも、実際その現場にいると、こういう笑いがふきだしてくるらしい。そういえば、ディスクユニオンのあたりで、顔をまっ赤にして笑いころげてる外人がいた。ちなみにアーサー・C・クラークによると、革命的な展開が起きるときの、人々の反応はこんなふうに推移するという。
1回目 「まったくばかげてる、時間の無駄だ」
2回目 「なかなかおもしろいが、たいして重要ではない」
3回目 「いいアイデアだと私は前からずっと云ってた」
4回目 「実はあれは私が最初に思いついたのだ」
ということで、今回の一回目の「ないかくだとうデモ」は「まったくばかげていた」。見事なくらい「時間の無駄だった」。なので、次の3月のデモがますますたのしみになってきた。ちなみに次のデモは「なかなかおもしろいが、たいして重要ではない」ので、なにかもっと大切な用事やいろんな理由で、その場に居合わせそこねることをおすすめしたい。特に時間を無駄にしたくない人にはおすすめできない。でも、歴史が好きな人には少しだけおすすめしたい。後の歴史のために参考として記しておくと、第一回目のデモの参加者は194人だった。米騒動もはじめは3人だった。最初はたいていそんなものだ。
[追記] 見事な踏みつけられっぷり。つくったかいがあった。