
▼イルコモンズ「ザ・踏襲(ふしゅう) on me」
「プログレッシヴはなすべき多くのステップをもっている。わたしたちは、地に足をつけ、この国のリアルな地勢を明確に理解することで、それを実行しなければならない。しかし、わたしたちは夢見る必要もある。というのも、夢なしでは、わたしたちは自分たちが向かう先を知ることができないからだ。なんらかのリアルな政治的インパクトを与えるためには、プログレッシヴが抱くさまざまな夢が大衆的な夢にならなければならず、この夢が人びとがすでにもっている夢と響きあいさえすれば、おのずとそうなるだろう。しかしプログレッシヴの夢が大衆的なものになる機会をつくるには、この夢が提示される必要がある。わたしたちのさまざまな夢を、わたしたちの手のなかにおしこめ、わたしたちの小さなサークルのなかにとじこめたままでは善をなしえない。それらの夢は、開かれ、切り結ばれ、実行され、そして、山の頂からの声のように、こだまを響かせければならない。」(スティーヴン・ダンコム「ファンタジーの時代における政治」)