
【自警団によるパフォーマンス狩り】
「平成二十一年(二〇〇九年)「東京都安全・安心まちづくり条例」の発布により、「繁華街や街頭において大衆に多大な迷惑となるパフォーマンスなど、街の秩序を乱す行為の防止に係る自主防犯活動」と称した、自警団による「パフォーマ ンス狩り」が繁華街以外の場所でも横行し、やがて全国に広まっていった。」(「ディストピアトーキョー史・文化風俗篇」より)
「同時代芸術」である現代アートの作家はしばしば、批判的想像力や予知的知性をはたらかせ、見る人を不安な気持ちや不快な気分にさせる表現やパフォーマンスを行なうことがある。多くの場合それは、社会や政治の問題に人びとの注意をむけ、警告を発するためのものであり、そうしたアートのことを「アラート・アート(alert art)」と呼ぶ。
------------------------------------------------

[関連]
▼劇団「デモス」による路上劇
「パファーマンス狩り」(2009年)
路上で鼻歌をうたっていたところを、
ストリート・ミューシャンと間違われ、
自警団から通報をうけた警察官に
身柄を拘束される若者
[参考] ディストピアトーキョー
http://illcomm.exblog.jp/9478295/