イノレコモンズのふた。
2019-09-14T16:19:44+09:00
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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
Excite Blog
▼「非常勤講師残酷物語」(2017-2019年)
http://illcomm.exblog.jp/27761659/
2019-09-09T12:56:00+09:00
2019-09-14T16:19:44+09:00
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「非常勤講師がいないと大学の授業は成り立たないのに」
■「研究者目指したけれど 大学非常勤講師らの嘆き(上)休めない 綱渡りの出産」「東京新聞」2019年7月8日
「長女も長男も計画的に妊娠した。講義がない春休み期間にかけて生まれるよう計算しました」。一月に長男を出産した四十代女性は打ち明ける。女性は東海地方の私立大二校で人文系の非常勤講師を務める。そうまでしても、大学での仕事は失いたくなかった。」(抜粋)
■「研究者目指したけれど 大学非常勤講師らの嘆き(下)減る職を奪い合う」「東京新聞」2019年7月15日
「きょうはこの学校、明日はあの学校…。岐阜大や私立大、短大、専門学校の計四校で非常勤講師を務める天池洋介さん(39)の一週間は忙しい。給与は講義をいくつ受け持つかで決まる。対価は一コマ九十分当たり約一万円。本年度は前期は週六コマ、後期は五コマを担当するが、困るのは講義のない春休みや夏休みだ。収入がなくなるため、年収は二百万円に届かない。」(抜粋)
■「研究者目指したけれど 大学非常勤講師らの嘆き(番外編)新ルール導入、道開く」「東京新聞」2019年8月26日
「昨年夏、それまで午後だった講義時間が、次年度から午前に変更されると伝えられた。だが今年一月、次年度の授業計画を確かめた際、自分の名前がないことに気付いた。教務課に問い合わせたが、コマ数も時間も二転三転。結局、「巡り合わせが悪かったということで、ご了承ください」というメールが来て、その大学での仕事はなくなった。本年度は県内二つの大学を掛け持ちするが、約三百万円だった年収は二百四十万円に減る。「こんなに簡単に仕事を失うなんて」と悔しがる。「非常勤講師がいないと大学の授業は成り立たないのに」。(抜粋)
「昼食は駅のホームでおにぎり1個を食べるのが精いっぱいだ。」
■「52歳大学非常勤講師「年収200万円」の不条理 正規の「専任教員」との給与格差は5倍だ」「東洋経済」2018年1月12日
「首都圏のある駅前のロータリー。ススムさん(52歳、仮名)は待ち合わせ場所に旅行用のキャリーバッグを引いて現れた。中には、自身が執筆した書籍などおよそ20冊が入っている。非常勤講師として大学の教壇に立つこと20年。この間の「実績」を知ってもらうために持参したという。現在は複数の大学で週5コマの授業を担当。雑誌への執筆や専門学校での集中講座などの雑収入を合わせると、ようやく年収200万円ほどになる。大学院時代に日本学生支援機構から借りた奨学金の返済がまだ300万円ほど残っている。独身で、実家暮らし。年金受給者の母親と同居しているため、なんとか生活できているという。」(抜粋)
■「40歳非常勤講師、「夫婦とも雇い止め」の深刻 学校側の行為は「無期転換逃れ」の疑いがある」「東洋経済」2018年5月15日
「2013年以降に採用した非常勤講師は2018年3月をもって一律雇い止めとなります」。来年3月となると半年もないではないか。生まれて間もない子どもや、初めての子育てに奮闘しながら共働きをしている妻の顔が頭をよぎった。次年度に向けた非常勤講師の求人件数が最も多いとされるのは8~9月。転職のタイミングとしても最悪だ。ショックのあまりいつになく口調が激しくなった。しかし、学校側は「すでに契約書で合意がなされていること。もう決まったことだから、どうにもならない」と言うばかり。形ばかりの話し合いは30分ほどで打ち切られた。」(抜粋)
■「年収300万円「非常勤講師」が苦しむ常勤の壁 20年で100以上の大学の公募に応募したが」「東洋経済」2017年10月25日
「ジロウさんは1年前まで、地方にある私大の任期付き教授だった。その後、大学での職を得ることができず、現在は、東京都内の私大と関東近郊の専門学校で非常勤講師として勤める傍ら、子ども向け福祉施設の指導員や高齢者施設の夜間受付などの仕事をかけ持ちしている。500万円以上あった年収は激減。今ではすべての仕事を合わせても300万円に届かない。夜間受付の勤務を終えて深夜に帰宅した翌日に1時限目の授業が入っているときは、朝6時に出勤しなくてはならない。職場間の移動には2時間近くかかることもある。しかし、仕事によっては交通費も出ない。心身はもちろん、時間的にも経済的にも余裕はなく、昼食は駅のホームでおにぎり1個を食べるのが精いっぱいだ。」(抜粋)
[参考]
藤田和恵「ボクらは「貧困強制社会」を生きている」東洋経済オンライン
「現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。」
[追加]
九州朝日放送「博士でも月収10万円のワケ」(2019年9月14日)
「男性は研究者としての収入はないため、私立大学や専門学校の非常勤講師を掛け持ちして暮らしている。月収は平均すると10万円あまり。大学の学食や安い食堂に通い、生活費を抑えている。生活に余裕はないが、「今更この年齢でいい就職先が見つかるはずも無い」という。」
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▼いまもこのゲームは続けています。
http://illcomm.exblog.jp/26985283/
2018-07-15T06:45:00+09:00
2018-07-15T06:45:05+09:00
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[学生の質問]
最近、キレたのはいつですか?
[ぼくの回答]
めったに「キレ」ないので、よくおぼえてません。というのも、こどものころ、自分で考えた「キレたら負け。」という心のゲームをして遊んでるうちに、それがくせになって、キレにくい人間になったようです。いまもこのゲームは続けています。]]>
▼「不採用」2018年夏
http://illcomm.exblog.jp/26984410/
2018-07-14T18:00:00+09:00
2018-07-14T18:00:12+09:00
2018-07-14T18:00:12+09:00
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だいじなことなので、Twitter ではなく、ブログに記しておこう。
うだるような暑さになった連休の初日、不採用の通知がとどいた。4年ぶりの不採用通知である。こういうとき、なにをすべきかは、ここ (https://illcomm.exblog.jp/21427935/) にちゃんと書いておいたので、だいたい、このとおりにした。不採用なので、もちろん得たものはないが、失ったものもない。逆に、もし採用されたら、もういい歳なので、このへんで、人なみの暮しと、まっとうな人生というやつを送ってみるか、とか、ちょっとそんなことも考えていたが、どうも、そういう運命ではなかったらしい。少なくとも、まだその時期ではないらしい。そういうものだ。だいじょうぶ、あとで、わかる。
それはともかく、よく考えると、得たものがひとつあった。いまの、この国の、心ない雇用事情のせいで、何十社もの企業や会社から不採用通知をうけとり、自信を失くし、心をいためている学生たちに「その気持ち、わかるよ、先生も、おんなじ目にあったことあるよ」と、はなしてきかせることのできる経験ができた。ひとは、不採用通知をうけとると、自分はこの社会で必要とされてない無価値な人間だなどと考えてしまうものだ。とはいえ、20代でうけとる不採用通知なら、まだまだ自分はこれからだ、と気をとりなおすこともできるけど、これが50代になってうけとる不採用通知だと、また格別の思いというのがあるんだよ、とそんな話ができるなぁと、思った。
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[問] ちびこもんずは、世界に何人いるのですか?
http://illcomm.exblog.jp/26762478/
2018-05-07T19:04:00+09:00
2018-05-07T19:04:13+09:00
2018-05-07T19:04:13+09:00
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【特報】「潜入・ちびこもんず共謀団・地下秘密基地」
[問] ちびこもんずは、世界に何人いるのですか?
[答] ちびこもんずは、みんなの心のなかにひとりづついます。
「かつて人はみな、ちびこもんずだった。
でも、そのことをおぼえてる大人は、ほとんどいない。」
(イルコモンズ)]]>
▼人権のさけび
http://illcomm.exblog.jp/26762471/
2018-05-07T19:01:00+09:00
2018-05-07T19:01:31+09:00
2018-05-07T19:01:31+09:00
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▼プライマルアート/アートの初源的役割
http://illcomm.exblog.jp/26762464/
2018-05-07T18:59:00+09:00
2018-05-07T18:59:18+09:00
2018-05-07T18:59:18+09:00
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▼【おしらせ】
http://illcomm.exblog.jp/26762458/
2018-05-07T18:57:00+09:00
2018-05-07T18:57:25+09:00
2018-05-07T18:57:25+09:00
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いちねんかん、Twitterをつかってみて、
Twitterのログ機能と検索能力が、
自分のネットのつかいかたに、
あってないことがわかったので、
2017年の夏ごろからのツイートを
すこしづつ、こちらに移します。
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▼もうすぐ、もどります。
http://illcomm.exblog.jp/26758683/
2018-05-06T09:19:00+09:00
2018-05-06T09:19:08+09:00
2018-05-06T09:19:08+09:00
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ながいあいだ、留守にしてましたが、
引っ越し先のにもつがまとまったら、
じきに、もどってきます。
おみやげをたくさんもって、
もどってきます。
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▼留守中
http://illcomm.exblog.jp/26053872/
2017-11-02T15:23:00+09:00
2017-12-16T10:31:47+09:00
2017-11-02T15:22:26+09:00
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ただいま、このブログは、留守にしております。
おそれいりますが、御用のかたは、
下記のほうへアクセスをお願いいたします。
https://twitter.com/illcommonz
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▼イルコモンズ作「安倍政権に退陣を求めるヴゥードゥーサックス」(2017年)
http://illcomm.exblog.jp/24890729/
2017-07-14T22:06:00+09:00
2017-07-14T22:06:18+09:00
2017-07-14T22:06:18+09:00
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■「安倍政権に退陣を求める緊急デモ - MARCH FOR TRUTH」
http://marchfortruth.jp/
■呪詛プラカード
■魔改造サックス
[動画]「0709SHINJUKU/MARCH FOR TRUTH」
[写真] 撮影=木村夏樹
https://twitter.com/_natsukik/status/884046374395797506
[関連]「特定秘密保護法案とたたかうミステリーホーン」(2013年)
http://illcomm.exblog.jp/20049006/
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▼共謀罪の夜
http://illcomm.exblog.jp/24463789/
2017-06-15T02:02:00+09:00
2017-06-15T00:55:23+09:00
2017-06-15T00:55:23+09:00
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【不能犯】
「不能犯」とは、刑法学上の概念の一つで、行為の性質上、犯罪が成立せず、刑罰の対象とならない行為のこと。具体例として、迷信犯(丑の刻参りなどの呪術を行い、夜盗を防ごうとする行為など)があげられる。
【共謀・予備・準備・実行】
①きりきざんで、はりつけにして、くしざしにする。
②ひあぶりにして、はいにする。(←いま、ここ)
③おしっこひっかけて、あなにうめて、のろいをかける。
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▼「共謀罪」対応・単独共謀演奏用 「ダブル・フルートフォン」(2017年)
http://illcomm.exblog.jp/24202500/
2017-05-20T19:55:00+09:00
2017-05-20T20:04:23+09:00
2017-05-20T19:55:13+09:00
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▲「共謀罪対応 単独共謀演奏用 ダブル・フルートフォン」
(Solo Conspiracy Oriented double flut-o-phone)
2017年モデル ※共謀罪対応 ※日本国内限定仕様
日本政府の国家政策に反対する様々な市民運動(例:沖縄の米軍基地建設、原発の再稼動など)ならびに抗議行動への支持を表明する演奏を行う際などに、事前に誰とも共謀せず、単独でアンサンブル演奏することを可能にした新発想の魔改造モデル。フリージャズ、アヴァンギャルド・ジャズ、ノイズ・ミュージック、グランギニョル劇伴、グロテスク・ジャズ向き。日本国内だけの限定仕様。
・キー:E♭/C
・ゴールド&シルバーラッカー仕上げ
・キーガード型キープレート(右側のみ)
・マウスピース:アルトサックス用×2
・リード:アルトサックス用プラスティック製特殊リード(0.5番)を使用
・付属ケース:なし
・価格:非売品(受注生産のみ)
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▼[共謀罪] 「内心の自由」と「不能犯」の記
http://illcomm.exblog.jp/24198626/
2017-05-19T23:55:00+09:00
2017-05-21T18:08:51+09:00
2017-05-20T00:14:51+09:00
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▲「共謀罪の採決強行 自公と維新賛成」(「東京新聞 号外」(2017年5月19日)
▲「のろいます。」(ちびこもんず 2017年5月19日のツイート)
▲「いるこもんず。やれ。」(ちびこもんず 2017年5月19日のツイート)
▲「了解。」(イルコモンズ 2017年5月19日のツイート)
【共謀行為篇】
[イルコモンズ] さて、どうやればいい?
[ちびこもんず] まず、3まいきりきざんで、はりつけにして、くしざしにする。つぎは、ひあぶりにして、はいにする。さいごに、おしっこひっかけて、しょうこがのこならないように、あなにうめて、のろいをかける。
[イルコモンズ] そこまでやるんだ。
[ちびこもんず] そうだ。「内心の自由」に火がついて、メラメラと燃えているのだ。さぁ、やれ。
[イルコモンズ] 了解。
【予備行為篇】
(1) 「人形(ひとがた)」を きりとる。
(2) 「共謀罪」賛成三政党の「人形」
(3) 適切な呪具を選ぶ。
(4) 五寸釘を用意する。
(5) 五寸釘の頭を切断する(釘を簡単にぬかせないようするため)
【準備行為篇】
(6) 磔板と釘を用意する。
(7) はりつけにする。
(8) 人形を串刺しにする。
(9) 呪具を供えて勧請する(※非公開)
(10) 伏魔
(11) 開帳
【不能犯】(ふのうはん)
「不能犯」とは、刑法学上の概念の一つで、犯罪的結果の発生を意図したにもかかわらず、その行為の性質上、当該結果を発生させることがないため、犯罪が成立せず、刑罰の対象とならない行為のことをいう。結果発生の危険がないため、未遂犯にもならないとされている。不能犯の例として、迷信犯(丑の刻参りなどの呪術を行い、人を呪い殺そうとする行為)があげられる。他人を殺害する目的で呪術を行っても、呪術によって人を実際に殺すことは明らかに不可能だからである。
[ちびこもんず] よしよし、みごとなできだ。
[イルコモンズ] こんなふうに、二人以上で共謀・予備・準備までしても、そもそも、そう、そもそも呪詛は、「不能犯」なので、「共謀罪」でも完全にスルーされてるね。ただ、こんなことをするのは、「一般人」ではないとみられて、マークくらいはされるかもしれないけど、監視まではされないだろう。というか、監視したら、「内心の自由」、つまり「思想・信条・信仰の自由」の侵害だから、NG。
▲朝日新聞作成「共謀罪対象277の罪」
串刺しになった自民、公明、維新の人形
酉の脚、鴉の羽根、矢守の遺骸、獣の顎の骨と歯
[ちびこもんず] よくやった、いるこもんず、いいできだ。
[ちびこもんず] さて、よいしょっと。
[ちびこもんず] これでもくらえ、じみん、こうめい、いしん! ぷぅぅうぅぅうぅぅぅ!
[ちびこもんず] カケツさせたら、ひあぶりにして、うめてやるから、おぼえとけ。
[イルコモンズ] 萎縮どころか、いつもより慢心してる...どんなメンタルしてんだ。
【実行篇】につづく
[首謀者] ちびこもんず(一般人/無職)
[共謀者] イルコモンズ(一般人/現代美術家)
[共謀・予備・準備] ちびこもんずとイルコモンズ
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[関連]
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」
http://illcomm.exblog.jp/23875894/
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▼「暗闇は招来される」(ハンナ・アレント)
http://illcomm.exblog.jp/24174689/
2017-05-14T18:09:00+09:00
2017-05-14T18:33:47+09:00
2017-05-14T18:09:49+09:00
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「私がここでいう広い意味での「暗い時代」とは、今世紀の極悪非道な行為と同じものではありません。暗い時代は、新しいものではありませんし、歴史的にまれなものでさえもないのですが、未知のものではあるかもしれません。最も暗い時代でさえも人はなお、光を求める権利を持っています。そうした光は、学問の理論や概念よりもむしろ、少数の人たちがともす、不確かで、ちらちらと揺れる弱い光から発せられます。そうした人びとは、その暮らしと仕事のなかで光をともし、その光は、この地上で彼らに与えられた時間をこえて輝くのです。しかし私たちのように、すでに暗さに慣れてしまった目には、それがろうそくの光なのか、太陽のそれであったのかを語ることはむずかしいのです。」(ハンナ・アレント「暗い時代の人々」抜粋)
というアレントのこの本のハイライトは、たぶんベンヤミンについて書かれた章だと思う。ベンヤミンは経済的にも恵まれず、不世出の学者のまま、最後はゲシュタポに追われて、逃亡途中に自死した。むかしベンヤミンのことを調べていた時に読んだのだが、近頃、いろんなところで「暗い時代」という言葉が口にされるので、久しぶりによみかえしてみた。再読した感想としては、この本にいまの21世紀型の「暗い時代」を生きなければならなくなった不遇からぬけだす手がかり(「暗い時代をのりきる10のアイデア」的なもの)はよみとれなかった(いまはそういう情報が求められている)。ただ、アレントがそう考えたように、自分が何者であり、何ができる者であるかを、自らの行動と言葉で示すときに与えられる「人間性の光」というものが、「信頼の喪失」や「政府」によってかき消されるとき、「暗闇が招来される」のだとすれば、暗闇を寄せ付けないようにするには、自分が何者で、何ができるかを、毎日の暮らしと自分の仕事のなかでコンスタントに示し続けることが大事なのだな、と思った。レイシズムの暗闇やポピュリズムの暗闇を、まずは自分の身に寄せよらせないためにも、それは大事だと思う。
[追記]
上のアレントの画像、きりぬいてステンシルにできるかなと思ったが、あまり使い途はなさそうである。
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▼古い「電気オルガン」の修理
http://illcomm.exblog.jp/24174370/
2017-05-14T15:52:00+09:00
2017-05-14T15:55:21+09:00
2017-05-14T15:53:00+09:00
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▲ビクター社 オルガン OR-25 製造年不明
家にあるこの古いオルガンは、電気でモーターを回して風を発生させ、空気で鍵盤のリードを鳴らす「電気オルガン」(「電子オルガン」ではない)なので、もともと音は小さいのだが、それもいまや風前の灯で、今にも消えてしまいそうな音しかしない。しかも鍵盤を押してから音が鳴りだすまで、ぅぅぅぅぅううううぅうううん、という感じのタイムラグがある。そうなると、ゆっくりしたテンポでしか弾けず、そこがいいといえばいいのだが、もう少し何とかしたい。
分解してみることにした。
外付けのモーターから本体に空気を送り込む、このへんがどうもあやしい。音がちいさいのは、どこかから空気がもれてるせいだと思う。電気のせいではなく、空気のせいだと思う。
鍵盤のリード部分。ハモニカと同じ構造で、鍵盤によって音がでないのは、ここにホコリがたまっているからだと思う。ここも電気のせいではなく、空気のせいだと思う。スプレー式のエア・ダスターでホコリを吹き飛ばす。
よくみると、モーター・ユニットと本体とのあいだに貼ってあったスポンジ(枠のグレーの部分)が、経年劣化でボロボロのペラペラになってた。ここが空気もれの原因にちがいないので、100円ショップで売ってる「ドアのすきまシール」に貼りかえる。
青いモーターユニットと本体のあいだにあったすきまが完全にふさがった。
さっそく組みたてて、ひとつ鍵盤を押してみたら、「ぷぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉん」とおおきな音がした。最低音から最高音まで「ぷろろろろろろろろろろろろろろぉぉぉおおん」と全部音がでた。ほぼ完全復活である。本体のカバーをとると、むかしの電子楽器(オンド・マルトノ)みたいなので、そのままにすることにした。修理の次は改造で、いずれ、うちにある古いエコー・チェンバーやリズムマシンと合体させてみたい。
修理を終えて、あとかたづけ。なるほど、これだけホコリやゴミがたまっていれば、でるものもでないだろう。みたとところ、モーターに問題はなさそうだし、モーター以外は、オーガニックな構造のオルガンなので、まだまだ使える。一生使える。
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