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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼なにが失われ、なにが残ったか
以前、紹介したスマトラ沖地震津波災害復興支援の
国際シンポジウムのチラシ(裏)をデザインしました。

d0017381_525594.jpg

国際シンポジウム
「文化の記憶の喪失と回復:
スマトラ沖地震津波災害とアチェ文化財
~なにが失われ、なにが残ったか」
とき:2005年10月2日(日)
ところ:キャンパスイノベーションセンター
(東京・田町)
--------------------------------------------------------
かたや、米国のハリケーンによるダメージも相当に大きかったようですが、
米国民はこのハリケーンからそれぞれに貴重な教訓を学んだようです。
そのひとつはまずこれ。
d0017381_52243100.jpg
「ご覧のとおり、この出来事は、この国の政府がなんの役にも立たない
ということをよく示してくれている。つまり、もう政府に頼ろうとは思うな、
ということだ」(ビル・オライリー) [写真左]

もうひとつはこれ。
レジェンダリーK.O.「ジュージ・ブッシュ大統領閣下は黒人がお嫌い」[写真中央]

いっぽう、スマトラ沖地震津波の被災者のために、こんな支援のアルバムが、
クリエィテイヴ・コモンズ・ライセンスのもとで、リリースされました。
tryΔd "Public Domain" [写真右]
*アルバム全曲とビデオクリップがフリーダウンロードできます。

【問い】 さて、では僕らは、このことから、何を教訓として学びとることができるか。
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by illcommonz | 2005-09-21 05:28
▼やよ恥じなよ④
d0017381_4291383.jpg(承前・9月18日のつづき)
フォークではじまり、
オールドスクールパンクの
陰と陽が交錯した後の、
祭りのシメはチンドン。
ステージの最後は、
大熊ワタルさん率いる
シカラムータのチンドンでした。

この日の編成はレギュラー奏者の5人に、ちんどん太鼓担当の
こぐれみわぞうさん(*すみません、こないだのブログに、
大熊さんが「ユーガーデン」に"ソロ出演"と書きましたが、
こぐれさんも途中から太鼓で参加されてました)、それに三人の
女性ダンサーという大キャラバン編成、街ゆく音楽の隊商でした。

会場で配布された宣伝チラシには、

「ロック、ジャズ、トラッド……あらゆるジャンルの垣根は完璧に踏みにじられ、
シカラムータの破壊/再生のメリーゴーラウンドに乗って、すべては爆笑と
号泣の渦に巻き込まれてゆく」

という、ジンタの口上のような広告文がありましたが、はっきり云って、これは
過少広告だと思います。現物はそんな生やさしいもんじゃありません。もし仮に
日本広告審査機構(JARO)とAC公共広告機構が許したとしても、イルコモンズ
は許しません。実際のそれは、といえば、兼高かおるがブッとぶような、世界の
裏町横町経由、トリプルブッキングは朝飯前行きの、真夜中の音楽の貨物便
ジェットエクストリームなトラベリング・ソウル・フラワーズ・ブギウギ・ダズン・
オーケストラ来日記念盤発売記念凱旋帰国公演ツアーみたいなめくるめく
世界の音楽の、ちんどん旅行の旅です。タバコ屋さんの角を曲がるといきなり
ダマスカスで、その先の国境の狭いトンネルをぬけるとマドリット、かと思いきや、
バグダットだったので、不安になって後ろふりむくと、久保田早紀が電気ピアノで
井戸の水をくみあげているという、万事すべてがそんなエトランジェな音楽の
実験なんですよ、本当は。(なにが本当なんだか...)

と、ま、戯言はさておき、思い起こせば、ロンドン・パンクの仕掛け人である
マルコム・マクラレンがピストルズをぶっ壊した後に向かったのがヒップホップと
ワールドミュージックで、シカラムータの音楽のスタイルは「ちんどん」という
ジャンルを持たない文化圏ではたぶん、マルチ・カルチュラルなワールドミュージック
として括られるようなところがあり、それは、たとえば、

d0017381_4243984.jpg「あらゆる方角へ進め!」をスローガンに、
バルカン半島で結成された(ことになってる)
"3ムスタファズ3"なんかの活動に通じる
ものなのですが、いざ、このふたつの楽団を
比べてみると、そこにはいくつか目立った
ちがいがあり、そのへんあたりから、
このなんともうまく広告しがたい
シカラムータの特徴が見えてくるような
気がします。


まず、どちらの楽団も世界の音楽について幅広い知識と深い造詣を持ってて、
特に3M3の場合は、それこそ文化人類学者みたいに、博物学的な視点から
世界中のレアな音楽や楽器を収集し、それを文化相対主義的な立場から
等価に扱い、再現してみせるので、それを通して、なるほど
「世界は多様で広い」という認識を得ることができるのですが、逆に云えば、
それでおしまいで、それはすぐに飽きてしまう。

かたやシカラムータには3M3にはないアグレッシブさがあって
「あらゆる方角に進め」ではなく、「あらゆる方角につっこんでゆけ!」
というパンク感があります。しかも、そのつっこんでゆく角度は常に
下向き加減で、グローバリゼーションとそのマーケットのいうことをきかない
世界の底辺をたえまなく横断し、街のちんどん屋がそうであるように、
具体的な土地とそこに住む人間に直につながってゆこうとする
意思が感じられます。それによって示されるのは、単なる世界の
文化の多様性ではなく、その多様な文化の「底辺の豊かさ」の方で、
そこから得られる次の認識は、ものすごく貴重なものように思えます。
それはつまりこういうことです。

d0017381_05849100.jpg「グローバル化した世界よりも、
その底辺の世界の方が
ずっと広くて豊かだ」と、
そんなことを、「ソラミレば地球」と、
カザルスの「鳥の歌」、そして最後に
友部正人と一緒に演ったソウル・フラワー・
ユニオン版の「平和に生きる権利」を
聴きながら、ずっと考えてました。
「マーケットのいうことをきかないちんどん屋」
というのは、さすがに営業的にはマズいでしょうが、
もしシカラムータのための一行広告を書くとしたら、
これかなと思いました。

で、最後に、強引に話をたたんで、まとめると、
ジャンルを問わず、年齢を問わず、その他もろもろを問わず、とにかく、
ゆうことをきかない人間たちのつくるものの方が、マーケットにおとなしく
並べられているものよりも、ずっとおもしろいということ、これに尽きます。
ということで、ゆうこときかない者どもに、さきわいあれ。
以上、イルコモンズでした。

[追記] この日の祭りの最後の花火は、もちろん、いうまでもなく、
アナーキーの「東京イズ・バーニング」とミチロウの「仰げば尊し」でした。
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by illcommonz | 2005-09-21 01:00
▼身をすて、名をさげ③
d0017381_2225214.jpg(承前・9月18日のつづき)
続いて、ステージに上がったのは、
元・アナーキー、いゃ、もとい、
元・亜無亜危異の仲野(←すみません、
呼び捨てにして、でも、この方が
感じがでるので)率いるゲタカルビ。
というかアナーキー復活祭でした。
なにせ、デヴュー当時話題になった
「動労のナッパ服」[*註]に赤の腕章
という、かつてのアナーキーの正装

姿でステージに登場したのですから、それはもう、パンクスのメーデー、
闘う国家公務員、戦闘的労働組合員たちのお祭りなわけです。

d0017381_2231210.jpg[註]「動労(どうろう)」は「国鉄動力車労働組合
(こくてつどうりょくしゃろうどうくみあい)」の略称。
「動力車」は機関車のことで、「国鉄」というのは
「日本国有鉄道」の略称、分割民営化される前の
JRのことです。「ナッパ服」というのは、紺や青の
「作業服」もしくは「制服」のことで、語源は野菜の
「菜っ葉」から。後は自分で調べて下さい。

こういう文字通りの「ブルーカラー」のナッパ服があった頃の労働組合
というのは、「昔は組合が強かった」と、今では昭和の「日本むかし話」の
一つとして語り伝えられるように、会社のゆうことを、おとなしくきいたりせず、
なにかあれば、ストとデモで徹底的に闘うという、ちゃんとしたレジスタンスの
ユニオンだったわけで、そのなかでも「動労」は特に、ゆうことをきかない組合
だったようなので、当時としても、また、この日の服装としてもそれは、
TPOに合った、ただしい服選びなわけです。

もっとも、この異装ゆえにアナーキーは、アーリー・エイティーズのパンク
バンドの中では、どちらかというとイロモノ扱いされてましたが、その実、
朝霞駐屯地へのサウンドデモ行動とか、日本のロイヤル・ファミリーを
梅干スッパクこきおろした「東京イズ・バーニング」とか、実は政治の現場に
いちばん近いところにいたバンドで、現場に立つことも辞さないからこそ、
悪役覆面レスラー的な扮装が必要なわけで、アナーキーのナッパ服は、
タイマーズのヘルメットとならべて、考えてみるのがよいと思います。

d0017381_2233888.jpg清志郎があのヘルメットに決して自己同一化せず、
誰がどう見てもベタに被ってないのが一目瞭然、
なのと同じくらいの距離感が、アナーキーとナッパ
服のあいだにあるように思います。だいいちナッパ服も
ヘルメットも、あまりに具体的すぎる歴史と文脈が
あるため、いろいろ誤解を招きやすく、実際それを
身につける段になると、つい身にひけて、着るのを
ためらってしまうようなものです、が、清志郎とアナーキーは
そのためらいにまず抵抗するところからはじめて、
しかも、あえて誤解を呼び込むための挑発の道具として


それを選び取っているようです。それにそもそも、この世で唯一信じられるのは、
イッツ・オンリー・ロックンロールで、どんな組織や党派からも必ずはみ出して
しまうような人間に、組織の制服や党派のヘルメットが、似合うはずがなく、
もうすでにそこには距離感とズレがあって、それがオカシイわけです。
いいかえれば「東京イズ・バーニング」のぷーーーーというまぬけな検閲の
ブザー音みたいに、はなから承知できないものを、あえてとりこんで、
それをひっくりかえしてみせてるわけです。そして昔も今も、そういうのを
「ふざけている」と見る人が少なからずいるようですが、そういう人には、
「ふざけてでもないと、とてもやってられないこともある」ということをぜひ
知ってもらいたいものです。

それで肝心の演奏はどうだったかというと、これもすでにデビューの頃から
何百遍となく云われてきたように、基本的にはロックの伝統的なスリーコードと
リフを使った、とにかく速度が速いだけのロックンロールで、音楽的には
何ひとつ新しいところのないストレートなパンクですが、その後、ハードコア
パンク、スラッシュメタル、グラインドコアと、さらに幾何級数的に速度と音圧を
上昇させてきた、いまどきのパンクを日頃から聞きつけている若いオーディエンスを、
水深5㌢の池にとびこませ、ステージの上までモッシュの水しぶきあげさせたのだから、
そのことだけ書いておけばもうそれで十分ではないかと思いますし、

d0017381_2244970.jpgスリーコードだけで、あれだけの騒ぎを
起こさせるのは、やはりエライもんだな
と思います。たとえ、ナッパ服がちょっと
くたびれかけてきてるとしても、そして、
お腹が少しばかり出てきているとしても、
仲野は死ぬまでこのまま仲野なんだろうなぁ、
というのが、それ以上でもなければ、
それ以下でもない、正直な感想で、
その変わらぬ×(ぷーーー)×ぶりに
ちょっと感動もした。
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by illcommonz | 2005-09-20 22:23
▼パンクの恩②
d0017381_1495265.jpg(承前・9月18日のつづき)
次にステージに立ったのは遠藤ミチロウ。
これは友部のMCで気がついたのですが、
ミチロウ(以下、敬意をこめて敬称略)も
友部と同じ1950年生まれの55歳。
音楽にたましいを売った人間は永遠に
齢をとらないのだろうか、と思うくらい、
むかしと変わらぬ姿を見て、おばけ?
かと思いました。でも、後できいたら、
数年前に吐血して胃潰瘍で入院、
しかも年間100本を超えるロードで
腰や手首はボロボロらしい。でも、健康体ではなく満身創痍のカラダが基本のパンク、
とはいえ、おからだ、どうか大切に。

この日の演奏は、85年のスターリン解散から何度かの再起と復活を経て、
93年にスターリンを活動休止にした後に確立した「アンプラグド・パンク」、
アコギーとハープのみの、別名「アコースティック・ミチロウ・スタイル」。
まず、ノータリンズ名義でリリースされた「Just Like a Boy」からはじまって、
85年のソロ作品「ベトナム伝説」から「お母さん、いい加減あなたの顔は
忘れてしまいました」そして「カノン」とつづき、近作の「海辺のバナナ」
「我自由丸(がじゅまる)」へという流れ。

このスタイルになってからのミチロウは、コステロがアトラクションズを
放り出して自らのルーツである骨太のアメリカのカントリー&ウェスタン、
フォーク&ブルース&ロカビリーに単身回帰したのとよく似ていて、
スターリン時代から、自らの呪われた出自として書き連ねてきた
「東北性」への回帰の度合いをますます深めてきていて、
(MCの語りにははっきりと東北のイントネーションが聞き取れる)
寺山修司、三上寛の系譜に連なる暗黒の北の血族までゼロ・マイルの
暗さが感じられます。

かつて、パッヘルベルの弦楽をバックにうたわれた「カノン」は、
「蛹化の女」(戸川純)と、もうひとつ別の「カノン」へと腑分けされ、
後者では、もうひとつのルーツである、早川義夫(ジャックス)的な
「ゆらり、ゆらゆら」とした浮遊するアシッド感が、より煮詰められて
いるものの、その情念のコンパスの針は寸分の狂いもなく東北を
指し示していて、曲の合間にミチロウが、臓物の底からしぼりだし、
「ぎょぉぐぅぎょぎゃぁぁああああぅぅぁぁぁぅうううああああぁぁぁ」と
容赦なく投げつけてくる、狂った獣のような凄まじいアニマル・
スクリーミングに、幾度となく会場は凍りつきました。

「ユージン、斧に気をつけろ」(ピンクフロイド)の気のふれた理性の
叫びをはるかに凌駕するような、その断末魔の叫びのなかで僕らは、
かつてミチロウが書いた「ぼくらが心層の奥底で出会う日本的な
暗い恍惚」の裂け目にぱっくりと飲みこまれ、底なしの穴の奥底に
ひきづりこまれた、そんな感じのステージでした。そう、まさしく、
ミチロウは怪物になった…死人はでなかったけど、怪物が出た
そんな真昼の悪夢のようなステージでした(ウソだと思うなら、
誰かに聞いてみるといい)。

そしてさらに圧巻だったのは、その怪物がうたうディランの「天国への扉」で、
天国の扉を爪でガリガリとかきむしり、ひとつ残らずたたきこわすような
破壊的なノックとその叫びに、完全にうちのめされた、と同時に、
すべてがつるつるぺたぺたになってゆくこの世界で、その皮膜をかきむしり、
引き裂く力をもった怪物がいることに、なんだかバカみたいに勇気づけられもした、
「裏声で叫べ、仰げば尊し」から25年目の秋の日でした。

そして、それはまた....

d0017381_1554651.jpg仰げば貧しき、パンクの恩、
身をすて、名をさげ、やよ恥じなよ
ニート・ボーイズ・ビー・エンドウ・ミチロウ、
ガールズ・ビー・プリティ・ベーカント、
ウィー・アー・オール・チルドレン・オブ・
ジャパニーズ・モンスターズ、
いうこときかない怪物のこどもたち。

そんなレッスンのような1時間だった。
そしていまその怪物は再び北から南に移動し、
単身なにかをしようとしているように思える(つづく)。

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[追記]
#これはあくまで参考として
http://apia-net.com/shop/bacteria/index.html
http://apia-net.com/soundbooth/

#これもあくまで参考として
........................................................................

「小泉さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」

(曲:遠藤ミチロウ 原詞:遠藤ミチロウ 補作:イルコモンズ)

「テロがくるぞ」と教えられ、「改革が必要だ」と教えられ、
いわれたとおり、半分ビビって半分テキトーに投票した政府が、
実は壊れていたんだ、と気づいたときには、もう終わってて、
憲法も改革されてしまったんです、小泉さん、お元気ですか。
バイト先で「近頃はテレビで首相の顔ばかり見る」としゃべったら、
店長はさも嬉しそうに「プライドとアイデンティティをもたにゃならん」
と昼飯に、紅鮭定食をおごってくれたのですが、牛丼の方が食べたくて
「梅干しは好きじゃない」ってブログに書いたら、管理人のオタクが
むっくり起きだしてきて「逝ってよし!」とか勝手なことを書きこむので
「オマエなんか生まれてこなけりゃよかったんだ!この団塊チルドレンめ」
と、つい口をすべらしてしまったのです。小泉さん、お元気ですか。
近頃なんだか、まったりしたともだちとのつきあいがへってきて、
ぴっちりした服装のともだちとのつきあいがふえてきた感じです。
ケータイもとりあげられてしまいましたね。小泉さん、小泉さん、
ねぇ、小泉さん、あなたの好きなオペラと国防色は、
大・嫌・い・で・す。
........................................................................

#あともうひとつ、参考までにいえば、こないだ残念ながらコラボが
実現しなかった粉川哲夫さんは、89年に和光大学の学期末試験に
スターリンをゲストに招いてライブをしかけた、1941年生まれの
メディア・アクティビスト、というか、バロウズみたいな人。
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by illcommonz | 2005-09-19 15:55
▼仰げば貧しき①
d0017381_1315598.jpg(9月18日のつづき)
そんなわけで、行ってきました、
上野の「ゆうこときかない祭り」。
この日は朝から秋晴れの好天に
恵まれ、運動会のMC風にいえば、
「今日はよほど日頃の行ないのよい
人たちが集まったのでしょう」という
感じの絶好の野外ライヴ日和でした。


よくデモに行くと、一目見るだけで、だいたい何人くらい人がいるかを
ピタリと当てることができる「数読み」の名人がいたりするのですが、
僕は数にはめっぽう弱いので、何人くらいいたのだかさっぱり分かりません。
たぶん200人以上500人未満というところだと思いますが、はっきりいえるのは、
たったそれだけの人数であれだけのライヴをを見るのはもったいない、
ということで、この日のライヴに行けなかった人は、よほど日頃の行いが
わるいのだと、そう思ってマチガイないと思います。

音楽堂に入ると、開演までのあいだ、このイベントのタイトルのもとになった
ECDの「言うこと聞くよな奴らじゃないぞ」がヴァージョン違いで流れてて、
実はこの曲の歌詞の中に、自分の名前(実名)がそのものズバリでてくるので
なんとも居たたまれず、ほぼ定刻通りに、友部正人がステージに現れて
くれたのでホッとしました。

「誰もぼくの絵を描けないだろう」という歌ではないけども、いわゆる
異色派揃いのURC系フォークの中にあって友部正人というのは、
その誰とも違った独特の作風と肌合いを持ってて、いったいどこにその
尻尾があるのか、つかみどころのむずかしい人ですが、今回はじめて
ステージで歌い演奏する姿にふれ、相変わらずその絵は描けないにしても、
昔、ドゥルーズがディランを評して書いたように、あんな風に自由で伸びやかに、
しかもあんなに口を大きくあけて、まっすぐなことばで講義ができたら、
さぞかし気分が好いだろうなと思いました。

d0017381_1392060.jpg1950年生まれ、とはとうてい思えない、
そのずうずうしいくらいの若々しさは、
かつての小沢健二のそれを思わせる
ところがあり、「何も思いつかないときの歌」
から「ブルースを発車させよう」、そして、
最後の「空が落ちてくる」まで、あっという間の
サニーサイド・ドライブでした。


ちなみに、この日の三曲目は、高田渡の死を歌った「朝の電話」で、しゃがれてるのに、
どこかこどもが話すような不思議なトーンを持ったあの声で、まるで生まれてはじめて
人の死に出会ったときのこどものような視点で語られるその歌にはさすがにグッときて
しまいました(昨年リリースされた「何かを思いつくのを待っている」がココで全トラック
視聴できます)。

「ゆうこときかない」ってことでいえば、友部正人は、「僕は昔より今のほうがずっと
若い」とうたったディランの歌(「マイ・バック・ページズ」)のように、これから先もずっと、
年齢というもののゆうことをきかず、「また見つけたよ、また見つけたよ」と、いつでも、
何度でもこどもの視点から世界を眺めなおすことのできる詩人として、ものを書き、
歌をうたい続けてゆくんだろうなぁと、ちょっとうらやましく思いました。(つづく)
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by illcommonz | 2005-09-19 01:47
▼【緊急】お詫びと訂正と廃業に関する釈明
「美術手帖」10月号(特集バングント展とはなんだったのか)
189頁掲載のイルコモンズの「バングント霊異記」のなかに
一部不適切な字句(約物)のあやまりがありましたので、
謹んでここにお詫びして訂正もうしつけます。

【誤】 こ・、れ・、は、

【正】 こ・れ・は・
【正】 こ れ は、
【正】 こ、れ、は、

【問】 上の3つのなかからもっとも正しいと思うものを選んで
自由に訂正しなさい。

--------------------------------
[追記]
同じく同号190頁掲載、「お届けしましたがご不在でした」での
「イルコモンズの美術(展)への不介入宣言」について、早速、
お問いあわせをいただきましたが、あれは同じく、同号掲載の
「横浜トリエンナーレ」特集にあてこんだ、同展へのあてつけの
「廃業宣言」(これで三度目)ですので、どうぞご心配なく。
いずれにせよ、やめればやめるほどゾンビーのようにふえて
ゆくのがイルコモンズですので、今後もどうかご愛顧のほどを
よろし(以下略)

(参考)
第一次廃業宣言1(2001年)
第二次廃業宣言2(2002年)
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by illcommonz | 2005-09-18 12:27
▼今日は死人が出ても知りません (遠藤ミチロウ)
d0017381_2433813.jpg今日は、これから、
1,200(㌍/1日)の弁当(1㌔)こしらえて、
それ持って、これ見にゆきます。

「不屈の魂―ゆうこときかない祭り!」
http://orange.ap.teacup.com/rhmm/
2005年9月17日(土)
13:00 OPEN 14:00 START 2,500円
東京・上野公園 水上音楽堂

[出演] 遠藤ミチロウ / ゲタカルビ / シカラムータ / 友部正人&マーガレットズロース

ステージにあがるのはみな、元・スターリン、元・アナーキー、元・ロリータ18号と、
みなそれぞれ「元」がつく、前科前歴のある人たちばかりですが、無論ひとり残らず、
みな現役です。ジェイムズ・チャンスもいいけど、パンク初体験時のリアルショックな
ナマナマシさからいうと、スターリンの方がもっとうんと強烈で、今では伝説となってる
「今日は死人が出ても知りません!」の会場アナウンスは、いまにして考えると、
グランギニョルな詩だけど、その当時はおそろしくリアルだったのを思い出しました。

近ごろ、何だかやけに「つきあいがよすぎる」(ナンシー関)、というかなんというか、
国とか政府のいうことを、ホントにあっさりきいてしまう若い人たちが多いようなので、
せめてもう少しくらい人のいうこときかないクセがつくように、こういう持続力のある
不屈の音楽聴いて、ビビッてみるのはどうでしょうかね。あと、「ユーガーデン」に
ソロ出演してもらった大熊ワタルさん率いるシカラムータ(水上ステージだから火花
を見せてくれるかも)と、ナマで演奏するのははじめて見る友部正人も愉しみです。

そうそう、関係ないけど、上野公園に行くと、いつも口をついて出てくるうたがあります。
高田渡の「生活の柄(がら)」がそうで、上野駅を降りて不忍池のあたりから、だんだん
イントロがはじまります。それは、こんなうたです。

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歩きつかれては 夜空と陸との隙間にもぐりこんで
草に埋もれては 寝たのです ところ構わず寝たのです

歩きつかれては 草に埋もれて寝たのです
歩きつかれ 寝たのですが 眠れないのです

近ごろは眠れない 陸を敷いては眠れない
夜空の下では眠れない ゆり起こされては眠れない
そんな僕の生活の柄は夏向きなのでしょうか

寝たかと思うと 寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は 秋は 浮浪者のままでは眠れない
秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない

「生活の柄」 (高田渡 作詞/曲)
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#ココにある映画の予告編でさわりをちょっとだけ聴けます。

http://www.altamira.jp/takadawataru/trailer.html

昨日、何日かぶりに睡眠とって、さっき起きたばかりなので、今日はいつもより
パンク&フォーク浦島海岸くそジジイ語りです。しかし、夏も、もう終わりか...
と思ったら、もう秋だ。。。
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by illcommonz | 2005-09-17 02:45
▼安息日1/2リターンズ
d0017381_4184955.jpgおサルの公案
ケモノごころの時代
(第124話)

サルの考え、
休むに似たり、
ゆえに、我、
考える。



1-3-1
不規則にただしい暮しと
規則的にみだれた暮し、
どちらを是とするか。

2-3-6
ニンゲンの交接は、
たがいに救め合うものと
たがいに与え合うもの、
どちらを美とするか。
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by illcommonz | 2005-09-16 04:19
▼朝の最終兵器
d0017381_2593915.jpg諸般の事情で、残念ながら今回は、
実現しなかった粉川哲夫さんとの
コラボレーション用に準備していた
サウンド・インスタレーションです。
手前の白いねずみは27MHzの
ラジコンでリモートコントロールが
でき、目を光らせながら猛スピード
で疾走している時にしっぽを回転
させると、激しくクラッシュします。
かたや、うしろに見える黒い箱は、
泣く子も黙らすザ・メイド・イン・USA、
プロ仕様の小動物撃退用強力電波
発振器「TRNSONIC CIX」です。

d0017381_3691.jpgはじめは、日本でもよく売ってるネズミよけの
高周波発信機だと思って、キーーーーンとか
ピーーーーーという、音響系のグリッチーで、
インテリジェントな音を想像してナメてましたが、
あにはからんや、いざ、スイッチをいれてみると……


ビビビビビビ・ガガガガガガ・ガビガビガビガビ・ガガガガガガガガ!!!!!!!!

というラジオの「緊急警報信号」にファズをかけたようなすさまじく凶悪な音でした。
ネズミだけでなく、リス、コウモリ、クモ、ダニ、ノミなど、動物ごとに信号のパタンを
替える事ができ、我慢して聞き比べてみると、ネズミ用の音がいちばん悪質でした。
かなり指向性の強い音なので、ある方向にむけて動物を追い払うことができる、
ということはつまり、ある方向に動物を集めることができるということでもあるので、
映画「ウィラード」のようなこともできなくはないわけですが、でも、とりあえず、
使い途がなくなったので、当分は目覚まし時計がわりにでも使おうと思ってます。

d0017381_3324581.gifどうも朝がニガテという方には、ひとの眠りと夢をこっぱみじんに
破壊する朝の最終兵器としておすすめします。
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by illcommonz | 2005-09-16 03:02
▼通勤特別快速デザイン
安息日の半分をつかって、受注から入稿までわずか半日の、
夢の超特急デザインでつくりました。

d0017381_23168.jpg

国際シンポジウム「文化の記憶の喪失と回復:
スマトラ沖地震津波災害とアチェ文化財
~なにが失われ、なにが残ったか」
とき:2005年10月2日(日)
ところ:キャンパスイノベーションセンター(東京・田町)

被災地はまだまだたいへんなようですので、
ご支援どうぞよろしくおねがいします。
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by illcommonz | 2005-09-16 02:05