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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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<   2008年 02月 ( 57 )   > この月の画像一覧
▼M$帝国の号令
d0017381_1101699.jpg「IE7が2月13日から自動更新の対象に、
MSが告知ページを開設」


「Windows XP版のIE7日本語版は、2006年11月に正式版がリリースされているが、これまでは自動更新によるアップデートの対象とはなっておらず、ユーザーが自発的にインストールしない限りはIE6のままとなっていた。一方で、IE7英語版などは2006年11月には自動更新が開始され、IE7へのアップデートが進んでいる。マイクロソフトでは、セキュリティ面などを強化したIE7への移行を進めたいとする一方、日本ではIE7で利用できなくなるWebアプリケーションなどに配慮する形で、これまで自動更新によるアップデートを見送ってきたが、多くのサイトでIE7への対応が完了したとして、2月13日以降、Windows XPユーザーに対してもIE7を自動更新の対象とすることを決定した。」

2月13日って明日だ。余計なことするな、ばか。>ウインドーズ

[参考]
▼「マイクロソフト、IE7“強制"配信で混乱!?」
http://www.yomiuri.co.jp/net/frompc/20080214nt05.htm
.................................................................

d0017381_182482.jpg
「Ubuntuを使ってビル・ゲーツを失業させようキャンペーン」

[参考]
▼「もうひとつの世界の、もうひとつのOSは、もうとっくに可能だ」
http://illcomm.exblog.jp/6394322/
▼「サニボナーニ、ウブントゥ、シャボンガ、ウブントゥ」
http://illcomm.exblog.jp/6412592/
by illcommonz | 2008-02-12 01:19
▼デザイン警察
d0017381_05549.jpg
【警告】ただいまデザイン警察による一斉取締中です

「見当はずれ、グリッドがない、ダメなロゴ、趣味のわるい思いつき、意味が伝わらない、細部に手ぬきあり、間延びした図版、やりすぎ、手仕事を怠るな、手垢にまみれたデザイン、クリップアートを使うな、まちがったフォントを選んでいる、まったく個性がない、意味をなしてない、要補正、勉強しなおせ、写真家求む、デザイナー求む、イラストレーター求む、このデザインはXXXXです」

ここからPDFデータをダウンロードできます。

世の中にはこのステッカーを貼った方がいいと思うような物件がたくさんある。電車のなかにも、街のなかにも、商店の棚のなかにも、ネットのなかにも、そして、いま自分の目の前にもそれがある。ステッカリングされて逮捕されないように気をつけよう。
by illcommonz | 2008-02-12 00:56
▼911の回顧と展望
あるニュースから...

「アルカイダ犯行説に疑義=同時多発テロ、政府は一蹴」
「政府は1日の閣議で、2001年9月の同時多発テロに関し「事件はアルカイダによるものと判断している」とする政府答弁書を決定した。アルカイダ犯行説に疑義を呈した民主党の藤田幸久参院議員の質問主意書に答えた。同時多発テロをめぐっては、米政府の自作自演などとする「陰謀説」が一部にあるが、こうした見方を一蹴した形だ。 藤田氏は質問主意書で(1)米情報機関が事前に事件の情報を入手していたとの指摘がある(2)国防省に突入した旅客機のエンジンの残骸がほとんど発見されていない-ことなどを列挙。「政府は当事者意識を持って、事件の真相について国民に明らかにすべきだ」と迫っている。これに対し、政府答弁書は米独立調査委員会の報告書などに沿って「(米情報機間は)危険情報は入手していたが、計画が機略的で事件防止には至らなかった」などと反論した。(時事通信社 2008年2月1日)

その映像...

d0017381_0294243.jpg
▼[YouTube] 国会で911陰謀説が議論される
http://www.youtube.com/watch?v=VtvulJId4sI
http://www.youtube.com/watch?v=JzvkVxqlIL0
http://www.youtube.com/watch?v=awzrG2cCQuo
(「参議院外交防衛委員会質疑」より)

この質問をした議員はたぶん「ルース・チェンジ」を見たのだろう。

d0017381_0303591.jpg
▼[YouTube]「ペンタゴン/蒸発した機体と遺体」(映画「ルースチェンジ2」より)
http://www.youtube.com/watch?v=-mBEXOhS3lU

今回の政府答弁書をつくった政府の担当者がちゃんとこの映画を見ていたら、少なくとも「一蹴」はできなかったず(もちろんテロ特措法を通したい政府としては一蹴したいだろうが)。「陰謀説」という呼び名につきまとう胡散臭さについ惑わされがちだが、9.11に関しては、本当に不可解な点や疑問や謎があまりに多すぎる(そしてブッシュ政権はかなりあやしい)。どこが不可解で、どこが疑問で、どこが謎で、そして、どこがあやしいかは、この映画をみるとよく分かる。

▼[YouTube]「警告:ルースチェンジ2」
http://www.youtube.com/watch?v=NoSY9Tw2j1I

この映画は次の警告からはじまる。

d0017381_0312418.jpg【警告】
「この情報を所有する者は「アメリカ愛国者法第802条」のもと「国内テロ」の容疑で身柄を拘束され、裁判ぬきでグアンタナモ収容所に勾留される恐れがある。このDVDをあなたの友人や家族や、見ず知らずの他人にみせてほしい。なるべくはやく、手遅れになる前に。上映会の開催、無許可でのダビング、インターネット上での配布を、強く希望する」

いまはまだブッシュが在任中で、愛国者法などに守られているが、合衆国に新しい大統領が就任し、ブッシュとその不愉快な仲間たちが政権の座から退けば、本当の「911調査団」が結成され、そこから911の本当の真相解明作業がはじまると思う。かつてベトナム戦争がそうであったように。まだ見てない方は、この機会にぜひ。
.......................................................................

d0017381_0341695.jpg
▼映画「ルース・チェンジ」上映会
[時間] 2008年2月20日(水)21:00~
[場所] 下北沢 気流舎
参加自由、予約不要、入場無料(投げ銭制)
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi
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d0017381_0321520.jpg「ルース・チェンジ/セカンドエディション」2006年
監督:ディラン・アヴェリー 
製作:ジェイソン・バーマス+コーレイ・ロウ
[解説]「Loose Change シリーズは、911事件の公式発表に異論を唱えた数々のドキュメンタリーの中で、世界でもっとも多くの人に観られ、影響を与えている作品だ。ニューヨークの20代前半の若者3人が制作し、著作権を放棄してネットで無料ダウンロードを奨励している、という点でも話題を集めている。「今まで政府の公式発表を信じていた。しかし、Loose Change を観てしまったら、考え方を変えざるを得なかった」というアメリカ人に多く出会った。911事件を理由に始まり、数知れない無実の犠牲者を生みつづけている「対テロ戦争」を終わらせるために、あなたも立ち上がってほしい。」(日本版サイトより)

[公式サイト] http://www.loosechange911.com/
[日本版サイト] http://www.wa3w.com/LC2J/

d0017381_0332321.jpg日本政府も、なんとかのひとつ覚えみたいに「テロリストがくるぞ!」とか、「日本にもテロリストがいる、私の友だちはアルカイダだ」などと放言し、「テロの脅威」や「テロの卑劣さ」をただやみくもに煽ったり懸念するふりをするのでなく(もちろんそうした方が政府には都合がよい)、質問した議員が云うように、まずはそもそもの「"テロとの戦い"の原点」に立ちもどり、その戦いの根拠をきっちり確認すべきだろう。

d0017381_14441789.jpgそれにしても、首相や防衛庁長官の答弁の何とていたらくなことか。「アメリカ政府がそういってるんだから、それでいいじゃないか」という感じのレスポンスのわるさ、当事者意識ゼロ、まるで聞く耳なしのおサルさんのようだ。こういう連中が政治の枢軸にいることの方がよっぽど脅威であり、懸念である。

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【参考1】 ▼「9.11ペンタゴンの謎、国会で質疑」(「クレイジーパパ」2008年1月18日より)

「アメリカの9.11同時多発テロには、いくつかの「陰謀説」がある。日本でも、1月10日の参議院外交防衛委員会で、民主党、藤田幸久が事件への疑問を投げかけた。(...) この事件について、藤田は資料写真を閣僚たちに配布して、疑問点を示した。その概要は以下の通りである。「757型機は主翼の幅が38m、尾翼の高さが13.6mあるが、それが突っ込んだにしては破壊跡の幅や高さが小さいのはなぜか」「厚い建物の壁に直径5メートルの穴を開けて貫通しているが、軽い素材を用いている飛行機に開けられる穴ではない」「飛行機の残骸も、エンジンも、フライトレコーダーも見つかっていない」。もちろん、このナゾを日本政府に質問したところで、誰も答えられるわけはない。ペンタゴン発表を否定することなどできない。福田首相、居並ぶ閣僚、官僚たち、みんなただ写真をながめているだけだ。藤田の質問のネタ元と思われるディラン・アヴェリー監督のドキュメンタリー映画「ルース・チェンジ」は、厚さ2.7mの鉄筋コンクリートの壁にきれいに直径5mの穴を開けられるのは、巡航ミサイルではないか、と指摘する。また、現場に、飛行機が地面を滑走した跡は残っていないという。「ルース・チェンジ」は、「米政府と軍が、遠隔操作の貨物機やミサイル、建物内に仕掛けた爆薬を使ってツインタワーやペンタゴンを破壊し、テロ事件であると発表した」とする自作自演説を主張している。この事件で最も利益を享受できるのはブッシュ政権だという見方が背景にある。ただし、藤田は自作自演説というわけではなく、新テロ特措法に反対する立場から、9.11の真相を今一度見直してみるべきだという議論を展開したかったのだろう。(...) 陰謀論に組するわけではないが、「不条理」に命を奪われた人々を悼み、家族の悲痛な心情を思うなら、「ルース・チェンジ」の投げかける数々の疑問に米政府はきちんと答えるべきである。」
http://shopworld.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/911_15f3.html

d0017381_0352563.jpg【参考2】
▼七尾旅人「911ファンタジア」

【あらすじ】「お話してよ!」 あの911から50年を経た2051年9月11日の朝。21世紀生まれのお爺ちゃんが孫にせがまれて話し始める昔語り。「じゃあ、お月様のお話をしよう」1969年、アポロ。人類初の有人月面探査船、着陸成功。強烈なファンタジーによって世界を制した米国。21世紀の到来。2001年9月11日。きたるもの。拡大してゆく戦火。増殖する幻。変わりゆく世界、そして日本。平和の国に、とうとう現れた、戦前世代たち。地下音楽界、ソウルミュージックの再興と、進化。さりゆくもの。消えてゆくレコード、魔法の輪っか。敗北する音楽家たち。沈黙。愛の日々。「お爺ちゃん、もっとお話してよ!」 日の終わりに待ち受けるものは?」

http://www.tavito.net/911fantasia/index.html>http://www.tavito.net/911fantasia/index.html

「日本にはたくさんの音楽家がいるのに、何故ほとんど大多数の人達はこの3枚組の様な歌を作らないのか不思議に思います。今、皆、こんなのが聴きたいんじゃないのかな?(特に若者や普段音楽を聴かない人達とか)この歌が聴こえないの?この作品に少しでも関れた事を孫に自慢したいと思いました」(木村豊)

「こ、こ、こ、これは何???????!!!!!!!!!!NGOラジオドラマか?異形のアナーコ・ロックオペラか?何?何?何?『非戦』以降のパンク・アティテュードでもなく、『殺すな』以降のクラスティーフィールドRECでもなく、ましてや西荻わかば公園のトイレ外壁にBOMBられた「反戦/スペクタクル社会」の建造物損壊落書きでもない!!!!!!!!!!!!これは天使の左手に装備された3連ピラミッドのリストバンドであり、翼に取り付けられたCDプレイヤーで再生するポリティカル・ヘヴンリィ・コアの現在形なのだっxっxっ!!!!!!!!! いま いま いま うまれた!!!!!!!!!!!!!!!」(宇川直宏)

このアルバムは傑作だと思う。しかし、それについては、いずれまた別の機会に。
by illcommonz | 2008-02-12 00:50
▼サウンドデモの回顧と展望
d0017381_2349641.jpg▼サウンドデモ・サミット
「ダンシング・イン・ザ・ストリート
サウンドデモだよ路上開放!!」

「路上に溢れる強烈なビート、人、人、人、人、人、楽器、旗、笑顔、叫び声、それを取り囲む機動隊、公安警察、逮捕、弾圧。ここ数年、全国の至る所で増えてきたサウンドデモの主催者・関係者を集め、貴重な映像やトークが爆発する!」


[日時] 2008年2月26日(火)18:30開場 19:30開演
[場所] 阿佐ヶ谷ネィキッド・ロフト
[料金] ¥1,000(+1ドリンクから)
http://www.loft-prj.co.jp/naked/schedule/naked.cgi

[司会] 間宮賢(RLL) [出演] 松本哉(素人の乱)/毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/
ランキン・タクシー(レゲエ・ミュージシャン)/小田マサノリ(イルコモンズ)/
二木信(ライター)/DJラマダーン(抵抗と反戦のフェスタ)ほか

このサミットに出席することになりました。

ASC(Against Street Control)が主催した2004年の最後のデモからもう3年以上が経ち、当時のデモに対する「道路交通法」の適用期限はとっくに切れてるはずなので、知ってることは何でもすべて洗いざらい話します。渋谷のサウンドデモについては文献や資料もあるので、比較的手に入りやすいものを、いくつか紹介します。

d0017381_23545330.jpg▼野田務+三田格+水越真紀編+
吉住唯+工藤キキ編
『NO!!WAR』(河出書房新社 2003年)

▼磯部涼
「踊り続けろ!サウンドデモレポート」
『クィックジャパン』2003年51号

▼野田務+三田格+水越真紀
「ダンス・トゥ・デモンストレーション」
『現代思想』2003年6月号

▼イルコモンズ「見よ僕ら四人称複数イルコモンズの旗、改メ、殺すなの旗」
『現代思想』2003年6月号

▼イルコモンズ「ぼくらの住むこの世界にはデモに出る理由があり、
犬は吠えるがデモは進む」『情況』2003年10月号

▼イルコモンズ「春よこい~都市ノ民族誌(別称=昭和残響伝)」
『10+1』第34号 (INAX出版 2004年)

▼イルコモンズ「ザ・サウンドデモ二〇〇三」『情況』2004年3月別冊

▼ECD+石黒景太+磯部涼+イルコモンズ+二木信「東京サウンドデモ会議」
『音の力・ストリート占拠編』(インパクト出版会 2005年)

▼毛利嘉孝『文化=政治』(月曜社 2003年)

▼ECD『いるべき場所』(メディア総合研究所 2007年)

このなかで、あの時の現場の空気や緊張感、楽しさや興奮を最もリアルに伝えているのは次のECDの文章だと思う。
.....................................................................................

「(二〇〇三年)三月十九日、イラク開戦の前日。仕事を終えた僕は開戦に抗議するひとびとが集まっているというアメリカ大使館に向った。しかし、アメリカ大使館周辺の大通りから大使館に向う道の入口はすべて機動隊によって封鎖されていて近づくことはできなかった。大通りからの舗道では右翼が星条旗を掲げて立っていた。その余りのバカバカしさと、普段自由に通行できるはずの通りが封鎖されていることへの怒りによって僕の中でカチリとスイッチが入る音がした。今回ばかりは傍観していられない。デモでも何でも参加してやる、そう心に決めたのだった。

d0017381_23594468.jpg d0017381_001755.jpg
▼イルコモンズ「サウンドデモ・ポスター」(2003年)

 サウンドデモのことは三田さんから誘われて初めて知った。五月のサウンドデモには仕事の都合で参加することができなかったのだが、サウンドデモを主催するASC(Against Street Controlの略)のひとたちとはデモとは別件で顔を合わせることになる。

d0017381_0132411.jpg ASCのひとたちは並行して西荻窪の公園のトイレの外壁に「反戦」と落書きして逮捕された青年の支援活動も行っていた。その頃、僕が制作を進めていた新しいアルバムのジャケットをそのトイレの写真にしようと石黒が提案したのだ。僕はその提案を受け入れ、石黒の紹介で支援の中心になっていた矢部史郎さんに会うことになった。矢部さんの名前は僕も著書『無産階級真髄』を通じて知っていた。会ったのはその日、デモを終えたひとびとが集まった新宿の居酒屋だった。そこにいたひとびとの雰囲気に僕は不思議な懐かしさを感じた。矢部さんも『映画評論』の平沢剛さんも黒づくめの格好をしていた。それが吉祥寺マイナーにいたひとびとを思い出させたのだと思う。
 それからいくつかのデモにサックスを持って小田マサノリさんのT.C.D.C.の一員として参加し、七月のサウンドデモのためのASCの会議にも参加するようになった。太鼓や一斗缶を乱打しながら「殺ーすーなー」と連呼するT.C.D.C.はデモの異物だった。

d0017381_20102532.jpg

▼[YouTube] T.C.D.C.


 会議中、とても実現できそうにない突飛なアイデアを連発する石黒に運動慣れした活動家のひとたちがあきれながらも実現に向けて真剣に討議するそのやりとりは、とても有意義なことに思え、会議がある日は仕事が終わるのが待ち遠しかった。はじめてのサウンドデモで僕はこれでもかというくらい踊りまくった。この日ばかりはサックスも邪魔だった。スピーカーを積んだトラックのすぐうしろの一団は両側を取り囲んだ機動隊のジェラルミンの盾に体をぶつけながらモッシュした。ダムドの「ニート!ニート!ニート!」がかかっていた。歩道から一般人がデモの隊列に加わるのを防ぐために機動隊はデモの先回りをして、ガードレールの切れ目に並んだ。そのために炎天下いかにも重そうな完全装備をガチャガチャ鳴らしながら駆け足で先を急ぐ機動隊の姿は気の毒なほど諧謔だった。
 デモの先頭がファイアー通りから坂をあがって渋谷公会堂の公園通りに出ようとする手前でのことだった。突然、僕の少し前の一団が将棋倒しのようにこちらになぎ倒された、同時に倒れたひとたちを踏みつけるように機動隊が向かってきた。「何するんだ!」「人殺し!」 叫びながら僕は夢中で倒れたひとの手を引っ張って立ち上がるのを助けた。「誰か逮捕されたぞ!」 情報を確かめるために走り回る活動家のメンバー、デモ隊は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。やがてそれも落ち着き、一旦停止していた先頭のトラックは再び動き始めた。「言うこと聞くよな奴らじゃないぞ!」 誰かが叫んだその声はその場面にもっともふさわしい言葉だった。僕の耳にこびりつき頭の中で繰り返し鳴り響いた。

d0017381_031042.jpg
▼イルコモンズ「サウンドデモ交通標識」(2003年)

 デモ終了後、不当逮捕に抗議するため、十数人で太鼓を鳴らしながら渋谷署に向かった。渋谷署の前の歩道に座り込みシュプレヒコールをあげる。次の日、逮捕者救援のための会議で矢部さんが言った。「石田さん、曲でも作ってくださいよ」「えー、できるなかー」突然のことにその場は答えをにごしてしまったけれど、家に帰るとすぐに歌詞を書き始めた。サビはすぐに決まった。逮捕の混乱のなかで聞いた「言うこと聞くよな奴らじゃないぞ」という声は忘れようもなかった。そうやって作られた新曲「言うこと聞くよな奴らじゃないぞ」はすぐにASCのウェブサイトにアップされた。

d0017381_0102821.jpg 十月五日のサウンドデモでは、午前中から夕方のデモ出発までの時間、宮下公園でライブやDJ、ティーチインなどが繰り広げられた。出演したバンド、DJの中には、ストラグル・フォー・プライド、アブラハム・クロス、イルリメ、二階堂和美、ランキン・タクシー、クボタタケシというように自分の知り合いも多かった。デモに対してはこれでもかという人数で警備にあたる警察が、どういうわけか昼間の公園のイベントには介入しようとしなかった。この日のために用意した「言うこと~」のCD-R 200枚はデモ出発前には売り切れていた。(ECD『いるべき場所』(メディア総合研究所)より)
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「高円寺一揆」についてもそうだったが、ECDのこの本は、ゼロ年代の東京のオルタナティヴな文化についての優れたエスノグラフィーだと思う。この本を出版したメディア総合研究所の編集者はとてもよい仕事をしたと思う。
by illcommonz | 2008-02-12 00:26
▼「ワンダーウォール・キャンペーン・ザ・ムービー」
▼映画「ワンダーウォール・キャンペーン」
Wonder Wall Campaign (Project) Bethlehe in Palestine Short Ver
[撮影/助監督] クリス・ランシー [出演] シガクロとその友人と仲間たち
パレスチナ 2008年 7分46秒 カラー

d0017381_2233255.jpg
A Japanese anarchist pasted the poster concerning Palestinian problem with a Japanese artist to the isolation wall in Bethlehem in Palestine in February, 2008. This act aims at Palestine and it has aimed at making to the sightseeing spot. The act of this poster is called a wonder wall campaign among anarchists who participated in this act.This film is a version of a short document film on that day. It debuts here.

▼[YouTube]Wonder Wall Campaign (Project) Bethlehe in Palestine
http://www.youtube.com/watch?v=IQGVYbbsGbo

「だからまだ始まってもねーっていってんじゃねーか!」ということで、ついにやりました。撮影・助監督クリス・ランシーがついにドキュメントPVをヘブロンにて完成させました!!どうぞみてください! わたしは、明後日ビザが切れるため、アンマンへゆきます。香田ホテルに泊まる予定です。よいお土産ができました。転送、無断使用大歓迎!!」(志賀直輝)
.....................................................................................
この現場にいることができなかったのが残念だ。ここも「いるべき場所」だったのかもしれない。このムービーを見てそう思った。そして「いるべき場所」というのは、あらかじめ存在してたり、すでに用意されている場所なんかではなく、なにもないところに自分たちでつくりだす場所のことなのだ、と分かった。

「抑圧のあるところには抵抗があります。そして、
抵抗のあるところには新しい文化が生まれるのです」
(アントニオ・ネグリ)
by illcommonz | 2008-02-11 22:41
▼ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)【前編】
d0017381_1491238.jpg


【ワンダーウォール・キャンペーン】
(THE WONDERWALL CAMPAIGN)
2007年12月27日-2008年2月6日
(第一次グラフィティファーダの記録)

▼「パレスチナにはいたるところに隔離壁があります。この壁はイスラエル政府によってつくられました。この壁によってパレスチナの人々は自由に動くことができません。そして24時間体制で管理されています。今、この壁に世界中のアーティストやアナキストがグラフティやステンシル、ポスターなどを描いています。この動きによって、今、パレスチナ・ベツレヘムの隔離壁がひそかな観光スポットになっています。」(志賀直輝、以下「志」)

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▼「この写真は、世界の反対をおしきって、イスラエル軍事政府が「国連決議181の分割線」の上に建てた「隔離壁」、つまり、パレスチナ人に対する「アパルトヘイトの壁」なのだが、いま、その壁は、バンクシーをはじめとする世界の有名・無名・変名・匿名のアーティストやデザイナーたちによる「反アパルトヘイト」のグラフィティやポスターなどで、どんどん埋めつくされつつあるらしい。数年前、ミシェル・クレイフィとエイアル・シヴァンが、「国連決議181の分割線」に沿って車で旅をしながら撮った、ポリティカル・ロードムービー「ルート181」にちなんで云えば、さしづめ「ルート181ギャラリー」とでも呼べそうな光景である。」(イルコモンズ、以下「イ」)

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▼「この写真は、いま、ベツレヘムを旅している
元・T.C.D.C.のメンバーの友だちが現地で撮影
したもので、メールにはこう書いてあった。」(イ)

▼「このあたりは、パレスチナのこどもたちも
たくさん住んでいます。それに世界各地からの
観光客がグラフティを見にきています。壁に
かかれたグラフティの観光化はパレスチナ人に
対するイスラエル政府の隔離政策も世に伝える
一歩だと思います。それに、薄暗い壁を楽しく
書き換えるのはすごくおもしろいと思います。」(志)



▼「"薄暗い壁を楽しく書き換えるグラフィティ"。それをこの壁でまず最初にやってみせたのがバンクシーだった。このビデオに見られるようにバンクシーは、他者への恐れと不信、そして憎悪と排除の念がつくりあげてしまったこの巨大なアパルトヘイトの壁を、「風船を手にした子どもが飛びこえてゆこうとするグラフィティ」を描いてみせた。「この高い壁をのりこえて向こう側に行くための梯子のグラフィティ」を描いてみせた。「この部厚い壁に巨大な穴をあけるための切り取り線のグラフィティ」を描いてみせた。」(イ)

▼[YouTube] Banksy
http://www.youtube.com/watch?v=XXSg8BApBwA

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▼「こうしたものこそ本当のファンタジーであり、ヒューモアだと思う。それは、いま・そこにあるシリアスな現実や同時代の社会問題と、その現場で正面から向かい合うときにはじめて生まれてくるもので、解決困難と思える問題を浮かびあがらせつつ、しかし、それにからめとられることなく、それをふりほどいてゆく思考と想像力の産物である。そうした思考や想像力に、かたちを与え、目に見えるものにするのが、アートの役目であり、デザインの仕事ではなかっただろうか。」(イ)

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▼「隔離壁の観光化が進むことによって、世界中にイスラエル政府のパレスチナに対する隔離政策が少しでも伝わると思います。そして、なにより、薄暗い壁を楽しい絵でいっぱいにしてしまうのは、なんともおもしろいことだと思います。そこでわたしたちも、この流れに乗ろうと考えています。絵やポスター、ステンシルなどを今月1月23日までにイレギュラー・リズム・アサイラムに届けてください!時間があまりないですが、どうぞよろしくおねがいします。」(志)


▼イレギュラー・リズム・アサイラム IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
160-0022東京都新宿区新宿1-30-12-302
Tel/Fax: 03-3352-6916 irregular@sanpal.co.jp
http://a.sanpal.co.jp/irregular 

d0017381_1495766.jpg▼隔離壁に描かれたBanksy のグラフィティ

▼「現在、劇的な軍事攻撃とは違って世界の注目を集めないままに、イスラエルは、別の形でパレスチナを追い詰めている。イスラエル政府が一方的に進める「隔離壁」の建設が加速しているのである。いかにこの隔離壁がパレスチナ人を苦しめるものなのか、遠くから眺めている僕らは現実と同程度には絶対に想像できない。やはり、黙っていたほうがいいのか。でも、ひとつだけ言えることがある。自信はないが、なんか想像できる。今、隔離壁は世界一、ヒップなキャンパスなのではないか、と。BANKSYをはじめ、世界中のグラフティ・アーチストがベツレヘムのパレスチナ人隔離壁にグラフティを描いたり、ポスターを貼りまくっている。それを目当てに観光客がだんだんと集まってきているらしい。これはいいチャンスではないか!隔離壁を世界が注目する観光地にでっちあげる企みに微力ながらも連帯して、国際的な世論ってやつにこの問題をジャッジしてもらうように仕向けよう。そうしたら僕が悩む必要もなくなるし。なんかとても不謹慎な気もするが、薄暗い壁がカッコイイ絵や素敵なメッセージで埋め尽くされるなんて想像するだけで楽しいことではないか!パレスチナにいるマイミクKITOU SEISHI氏から素晴らしい呼びかけがありました。あなたがパレスチナの隔離壁に貼りたいポスターやステッカー、仕掛けたいステンシルをKITOU SEISHI氏が代行します。1月20日ごろに現地に現物を送ります。時間があんまりありません。興味ある方はメッセージください!」(ハーポ部長、以下「ハ」」)

d0017381_1531695.jpg▼「という呼びかけではじまった「ワンダーウォール・キャンペ-ン」。今回、日本でのエージェント役をかってでてくれたRLLのハーポ部長によれば、賛同者は全部で26人。それぞれ思い思いのポスターや絵やステンシルを持ち寄り、ボンドや洗濯糊まで入れると全部で11kgになったそうだ。しかも今回は「集まったものは全部送る」という「完全無審査制」を採ったという。アンデパンダント展方式だ。集まったものをみると、どれが誰のなにやら、さっぱりわからないが、そこがいい。かつてドゥルーズはこう書いた。

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「芸術とは、まずなによりポスターである。芸術家は、スキノピーティスであるが、違うのは、芸術家なら、自分のポスターを破り捨てるということだ。作家は「知られること」、認められることを望むべきではない。顔をうしない、壁を越え、あるいは、壁をうがち、とても辛抱づよく、壁をすりへらすこと。それ以外に書くことの目的はない」
(ジル・ドゥルーズ)


▼「いつの日か、このポスターが「隔離壁」とともに、こっぱみじんになり、この世から消え去ることを願いたい。」(イ)

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▼「パレスチナより憎愛と
アナーキーと連帯をこめて」(IRA)
http://irregularrhythmasylum.com


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▼「RLLのハーポ部長経由でわくわくする企画が
舞い込んできました!」(気流舎)
http://www.kiryuusha.com


d0017381_0442114.jpg▼「ご報告が遅くなりましたが2008年1月24日(木)夕刻、予定より1日遅れで、東高円寺郵便局からパレスチナ、正確にはイスラエルへアートの塊を贈りました。何事もなければ今日か明日には現地に着いているはずです。かなりの金を積みましたので、早く正確に届けてくれるはずです。」(ハ)



▼「実は、イスラエルに送った荷物が郵便局に届いていないというトラブルに見舞われていたんですが、本日、現地のKITOU SEISHI氏から無事、受け取ったという連絡がありました!イスラエルの郵便局員の態度が最悪ということですが、まあ、戦時下みたいなもんだからみんなピリピリしているのでしょうか。とりあえずハーポ・プロダクションの業務が完了したので一安心。後はKITOU SEISHIさんのご活躍を見守るだけです。」(ハ)

d0017381_337198.jpg▼「パレスチナの隔離壁を観光化しようという試みではじまった、ワンダーウォールキャンペーン。ハーポー部長が見事に日本で呼びかけてくれた結果、なんと26名の方が参加してくれました。そしてポスターなど作品重量がなんと11キロ!!(のりとぼんど含み)。この荷物がなんと今日受け取ることができました!!いやーよかった。そしてどれもアナーキーで好き勝手でほんと素敵なものばかり。おととい郵便局に荷物を取りにいったときは、なんだかきつく拒否されました。けど今日、コード番号をもって再度いったところ無事にもらえました。もちろん、中身はすべてチェックされていました。空けられて再度閉じられた荷物を空けてみると荷物の中に入ってたボンドが、飛行機の気圧のせいか、もれてまして。それをイスラエルの検閲してくれた方は、きれいに郵便局のビニールでくるんでくれてました。結果作品への被害は最小限に抑えられました。なんとも検閲してくれたイスラエルの役人さん、ありがたやーー。ということで、あとは実行のみ。実行は超極秘で行うため、日程は記さない。今は、独自ルートをたぐって、構成員を徴収中。なんてオーバーですが、うまいことやれるといいです。また、作業が終わったら、一本のショートフィルムにする予定です。こうご期待あれ!」(志)

d0017381_3561251.jpg▼「そして、2月5日、わたしたちは、26人+α=∞の思いをしっかりとパレスチナの隔離壁に貼ってきました!!! みなさま報告いたします!」

▼「2月4日、作業前日にわたしたちは、エルサレムにあるイスラエル人の若者がボランティアで経営しているインフォショップ兼ライブハウス兼カフェにいってきました。ここには、イスラエルの若者たちがたくさん集まります。パレスチナの隔離壁に反対する若者、徴兵拒否する若者、各地でさまざまな活動している若者たちがいます。」


▼DAILA http://www.daila.net/

▼「そして、わたしたちは、彼らにワンダーウォールキャンペーンについて告知を兼ねて、一緒に参加しないかと誘ってみました。さらに、気流舎から送られてきた「PALESTINE ISRAEL MIX IT UP」と妊婦の絵がプリントされたTシャツ撮影のために、誰かイスラエル人でモデルになってくれないか頼みました(この時、現地に16年住む日本人アナキストがうまーく交渉してくれました!!もちろんこの方も今回の活動のメンバー!)。そして、彼らは、メーリングリストで今回の企画を各地のイスラエル人に流してくれました。」

▼「そして、すぐにレスポンスがかえって来ました。一緒に手伝いたい、テレビ局が取材したい。前日の夜中だったせいもあって、取材や手伝いはきませんでした。しかし、Tシャツ撮影のモデルは着てくれることになりました。」

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▼「2月4日、晴れ。ベツレヘムの隔離壁下見にゆく。どこにイスラエル兵が塔から監視しているかをCHECK。さらにどこに貼れば目立つかなどもCHECK。地図作成。簡単なポスター貼り開始。そして前述したようにDAILAにゆく。本番に備えてウォッカで乾杯。記憶喪失。」

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▼「2月5日、快晴。二日酔い。本番作業開始。ポスター・ステンシル貼りのメンバーは5人。内、一人はプロ写真カメラマン。もうひとりは今回の企画フィルム担当。3人で作業。パレスチナサイドでのポスターやグラフティはそこまで警戒しなくていいようだったので、警備をつけず。」

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▼「作業するとたくさんのパレスチナの人たちがよってくる。また、こどもたちもよろこんでいる。だからスプレーを渡して一緒に作業。鳥さんのステンシルに黒スプレーを塗りつけると、黒カラスの完成。するとみんなにっこり。わたしはほっこり。」

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▼「そして、作業をたんたんと続ける。そこへ、昨日連絡をとったイスラエルの若者が到着。イスラエル人がパレスチナへ来ることは一応法的に禁止されている。それでも彼はわたしたちの企画に参加するためにやってきてくれた。」

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▼「そして、わたしたちは、「PALESTINE ISRAEL MIX IT UP」の妊婦Tシャツを着てくれるパレスチナ人を探した。当初、もう男でもいいから、とにかくTシャツを着てもらってイスラエル人とパレスチナ人のいっしょの写真でいいんじゃないかと検討した。それに男同士で妊婦のシャツはフリー・ゲイ的にもいいんじゃないかなんて話あった。そんな時、運よく横をパレスチナ人女子大生が歩いていた。すかさず、そこにメンバーのひとりが彼女にTシャツのモデルになってくれとアラビア語で交渉。そして、あっさりと交渉成立!なんと隔離壁の前でイスラエル人若者とパレスチナ人女子学生の2ショットが撮れた!!アイドルファン撮影会のようにみんなで数分間撮影をした。」

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▼「その後、彼らは隔離壁について語ってくれた。イスラエルの若者は「この壁はなくならなくてはいけない」と語った。そして、パレスチナの女子学生は「この壁のことはあまり考えないようにしている。友達の家族がイスラエル軍に殺された」と語ってくれた。そういえば、ヘブロンのイスラエル入植者のこどもが同じように「友達の家族がアラブ人に殺された」と語っていたのを思い出した。そして、ふたりは握手をしてお互いのメールアドレスを交換していた。いつの日かこの妊婦Tシャツのように、イスラエル人とパレスチナ人の間に子どもが誕生する日が来るかもしれない。これは壁と殺しの連鎖を打ち破るひとつの策かもしれない。」

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▼「またわたしたちは作業にもどった。作業場所を変えているうちに兵隊のいる塔の近くへ出てしまった。そして塔の兵隊と目があってしまった。とりあえず、避難した。しかし、まぁ大丈夫だろうと判断して作業を継続した。」

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▼「夕方5時、ついにわたしたちはすべてのポスターを貼りきる事ができた。充実感と疲労感がどっと出た。そしてわたしたちは固い握手をして宿に帰った。その晩は、本当にうまいウォッカが飲めた。最高の味だった。」(志)

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▼「今回、この企画に参加してくれた皆さん、
IRARLL素人の乱気流舎イルコモンズ
レディオ・マルーン、喫茶 はなれ、izabella、
もりのかいぎ、ユミソン、ケンタ、そのほか26名と、
その仲間のみなさん、本当にいい企画になりました。
ありがとうございます!そしてスポンサーでもある
ハーポープロダクション、わたし、今、絶頂中です!!」

▼「わたしたちは、また、パレスチナへ帰り、
壁がなくなるその日まで、絵をはり続けたいと思います。
そのときは皆さん、またがんがん送ってください!!」

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▼「それではみなさーん、最後に!」

「いーち にーい さーん」

「WE ARE EVERYWHERE!!」
▼「追伸 現在、ビデオクリップ製作中。また、写真家の撮った写真も即日公開いたします!しばしお待ちを!送ってくれた方のすべてみれるようにがんばります!」(志)

【後編へつづく】
http://illcomm.exblog.jp/7218423/
by illcommonz | 2008-02-10 01:43
▼ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)【後編】
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▼「ワンダーウォール・キャンペーン→ワンダーウォール・プロジェクト→わんだーうぉーるプロジェクト→わんだーうぉーるキャンペーンとタイトルを微妙に変更しながら、パレスチナの壁にやっと辿り着きました! タイトルが結局、ワンダーウォール・キャンペーンって当初のアイディアに戻ってきたのが個人的には感動的です。」(ハ)

▼「"アナーキストで・よ・か・っ・た"と思った日、2008年2月6日。」(イ)

▼「わたしもまったく同じように、隔離壁にポスターを貼り付けをしたことよりも、今回の共同作業にものすごい可能性を感じました。どこかになにかを決める代表者がいるわけでもなく、絵のよしあしを決める人もなく、すべての作者の絵をはり、また誰の絵だかわからなく、元からあった絵と時間を越えてひとつに交じり、破れかけた絵は修復され、絵は政治的である必要もなく、絵の描き方は自由であったこと。おのおのがうまいことNETを利用して、勝手に文章を引用しあって、ひとつの文章にして、広められたこと。短時間にもかかわらず、ひとりひとりが迅速に絵を描き、送り、回収し、送り、受け取り、行動し、レスポンスが返せたこと。現地ではコーディネートする人がいて、フィルムをまわす人がいて、写真をとる人がいて、モデルになる人がいて、作業をする人がいて、そしてまた日本にレスポンスを返す人がいたこと。 どこの部分も重要で、必要枠で、どこかに中心があるわけでもなく、自由参加で、自然発生的で即興的であったこと。遠くの問題をネガティブに考えればいくらでも落ちることはできるけど、それをおもしろいことに転換し、身近な問題に近づけること。こうしてめぐりめぐった縁がなによりも、おもしろかったこと。まさに宴そのもの。ほんとうによかった。みなさま、愛しています!!また、なにか一緒におもしろこいことしましょう!!以下はアルゼンチンからパレスチナに活動しにきた写真家のLINAの写真展です。転用はご自由に!また、どんどんまわしてください。展示大歓迎!! 」(志)

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▼WEB版「ワンダーウォール・キャンペーン」展(撮影=LINA M ETCHESURI)

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座頭市のブランド・アタック

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岡本太郎の「殺すな」の眼

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RLLの座頭市、IRAのNO-G8、イルコモンズの.T.C.D.C.、Banksy のグラフィティ

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▼YouTube版「ワンダーウォール・キャンペーン」TV

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▼[YouTube]http://www.youtube.com/watch?v=_UCG2DRzQuQ ▼[YouTube]http://www.youtube.com/watch?v=6Cr-c9Sjy10

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▼[YouTube]http://www.youtube.com/watch?v=HMS27mVqmpM
▼[YouTube]http://www.youtube.com/watch?v=2y_4hQR1D2I
「イスラエルの若者は「この壁はなくならなくてはいけない」と語った。そして、パレスチナの女子学生は「この壁のことはあまり考えないようにしている。友達の家族がイスラエル軍に殺された」と語ってくれた。(...) そして、ふたりは握手をしてお互いのメールアドレスを交換していた。いつの日かこの妊婦Tシャツのように、イスラエル人とパレスチナ人の間に子どもが誕生する日が来るかもしれない。これは壁と殺しの連鎖を打ち破るひとつの策かもしれない。」志)
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▼「わたしは編集作業のためにビデオクリップ監督クリス・ランシーと、4日前ヘブロンの事務所に帰ってきました。3週間前、わたしはヘブロンで国境兵隊に逮捕されそうになり、すかさず逃げました。だいぶ時間も経ったからもう大丈夫だと思ってヘブロンに帰ってきました。しかし、そんなに兵隊さんもやさしくはないようで、今、兵隊さんがわたしを探しているそうです。地元の人たちに逃げろと忠告されました。この間は、わたしのことを知ってる他の兵隊さんに「I WANT TO KILL YOU!I WANT FUCK YOU」といわれました。だから、「お前は俺と死姦がしたいのか?」と聞き返したら黙っていました。とにかく、以前わたしが兵隊さんから逃げたことを怒っているようでした。昨日は、ワンダーウォールキャンペーンの素材集めに、ビリン村のデモへゆきました。そこでイスラエル兵の撃ったラバーコルテット(ゴム弾)が横っ腹に当たりました。たいしたことはなかったのですが、痛かったです。先先週のビリン村のデモで目にゴム弾を受けた日本人の方は、いまだに目が見えません。しかしながら、いい素材が集まりました。まだまだ編集や写真などのUPをしたいのですが、とりあえず、このあたりでワンダーウォール報告を終わりにしたいと思います。また、日本に映像や写真を送りますので、展示や編集などよろしくお願いします!(現在、ビデオクリップ編集中ですが、NET上に載せれそうにありません。日本に送ろうと思っています。) パレスチナへきてイスラエル兵にいろいろやられたぶん、今回のワンダーウォールキャンペーンはわたしなりの反撃ができました。物理的テロリズムではなく、詩的テロリズムを。ハキム・ベイ並びにハーポー部長、詩的テロリズムごろ入りTシャツありがとうございました!そして、わが友たちに感謝!そろそろ、また逃げる時間がやってきました。また、必ずこの地に戻ってきたいと思います。疲労と逃げ帰る悔しさの中、わたしは新たな、おもしろいものを求めて旅したいと思います。 」(志)

▼「いまの日本の美術メディアは深刻な「機能不全」をおこしているので、このキャンペーンに関するコメントも記事も何も期待していない。そのかわりに、建築家・ルイス・カーンのことばを引用して、この「ワンダーウォール・キャンペーン」の参加者全員に贈りたいと思う。(イ)

「人は、ひとり他から離れて仕事をすることができます。しかし、それでも、ひとつの考えを得た時、あなたがまことによき人であるならば、その考えを誰か他人に話さずにはいられないでしょう。あなたは、その考えをすぐに、分かち合いたいと思うのです。隠しておきたくないのです。ある意味で、それは私たちの本質です。その考えが、盗んだものだったなら、あなたは一生嫌われることになるでしょうが、伝えるということは、すべての人が持っている衝動です。そうせずにはいられないのです。その意味において、私たちは誰もが教師なのです。なぜなら私たちは考えを分かち合いたいと願うものであるからであり、そしてまた、考えを分かち合うことには、もうひとつの意味があります。もうひとつの意味とは、考えを分かち合うことによって、その正しさを知ることができるからです。その考えの正しさが、ひとりの感性豊かな人によって認められることは、百万人の人の合意を得るに等しい。このことは数学の問題を扱っている時には正しくないかもしれないが、美的な問題、芸術に関しては正しいのです。その人が正直な人で、そしてあなたに何を感じたかを話すなら、あなたは大きな同意を得ることになり、それはあなたの魂をふるわせることでしょう」(ルイス・カーン「デザインとはフォームからかたちへ向かうこと」)

▼「もうひとつおまけに、アートについてのヴォネガットのことばも引用しよう。」

「大学でよく講演をやっていた当時、わたしはこういった。「みなさん、芸術に手を染めなさい。どんなにまずくても、どんなにうまくても、それでみなさんの魂は成長します」と。みんなが芸術をやるのはそのためだ。有名になりたいからでも、金持ちになりたいからでもない。自分の魂を成長させるためだ。美術批評をいろいろ読んで不満を感じるのは、それがみんなから絵を描きたいという意欲を奪うことだ。ダンスの批評も、みんなから踊りたいという意欲を奪うことだ。それじゃ、いけない。だれもが絵を描くべきだ。やってみると、なかなか気分のいいものだしね。だが、批評家にいわせると、斬新でないとだめ。まるで芸術にも進歩が必要だ、といわんばかり。冗談じゃない、進歩をめざす必要はない。芸術は一種のいたずらだ、美術家はいたずら小僧だ。実際にはなにも起きてないが、彼らはみんなを感情的に反応させようとする。芸術をまなぶのは、自分のたましいを養なうためで、出世するとか、有面人になるとか、金持ちになるとかのためじゃない。あくまでも人生の過程だ。芸術は、食事や、セックスや、運動と同じで、成長に不可欠なものだ。それによって人間は自分が何者かを発見できる。以前のわたしはよく聴衆に議論をふっかけたものだが、いまはもうそんな機会もない。もしそんな機会があれば、こういうだろう。「今夜、ひとつ詩を書きなさい。それをできるだけいいものにしていく。四行、六行、それとも八行。できるだけいいものに。ただし、その詩のことはだれにも話さない。誰にも見せない。やがて、そして、これ以上にならないと満足したら、原稿をビリビリ引き裂いて、ほうぼうのゴミ箱へばらばらに捨てれば、自分の努力の完全な報酬を受け取ったことがわかります」。それが創造という行為であり、そこから大きな満足が得られるわけだ。」(カート・ヴォネガット「すべて成し遂げた後の憂鬱」)

「いかなる権力によってもコントロールすることのできない協働と愛と自由と遊びが無垢のままに通い合い、互いに連絡しあっていること、これこそが「表現するアナーキスト」であることの抑えがたい快活さと歓びなのである。」(イ)

▼以上、「第一次グラフィティファーダ」完了

d0017381_2248365.jpg「俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」
「バカヤロウ、まだ始まってもねぇよ」

あたりめーだろうが、んなこと聞くな!
このナンセンス野郎が!

「だからまだ始まってもねーっていってんじゃねーか!」

▼映画「ワンダーウォールキャンペーン」
Wonder Wall Campaign (Project) Bethlehe in Palestine Short Ver
[撮影/助監督] クリス・ランシー [出演] シガクロとその友人と仲間たち
パレスチナ 2008年 7分46秒 カラー

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A Japanese anarchist pasted the poster concerning Palestinian problem with a Japanese artist to the isolation wall in Bethlehem in Palestine in February, 2008. This act aims at Palestine and it has aimed at making to the sightseeing spot. The act of this poster is called a wonder wall campaign among anarchists who participated in this act.This film is a version of a short document film on that day. It debuts here.

▼[YouTube]Wonder Wall Campaign (Project) Bethlehe in Palestine
http://www.youtube.com/watch?v=IQGVYbbsGbo

ということで、ついにやりました。撮影・助監督クリス・ランシーがついにドキュメントPVをヘブロンにて完成させました!!どうぞみてください!わたしは、明後日ビザが切れるため、アンマンへゆきます。香田ホテルに泊まる予定です。よいお土産ができました。転送、無断使用大歓迎!!」(志賀直輝)

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[関連記事]
▼志賀直輝「この壁の向こう」
hhttp://osasimiichiban.blog67.fc2.com/blog-entry-74.html
▼志賀直輝「パレスチナの隔離壁観光地化計画」
http://osasimiichiban.blog67.fc2.com/blog-entry-75.html
▼志賀直輝「ワンダーウォールキャンペーンいただきました!」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=704223703&owner_id=5635310
▼志賀直輝「ワンダーウォール・キャンペ-ン」
http://osasimiichiban.blog67.fc2.com/blog-entry-83.html
▼志賀直輝「ワンダーウォール・キャンペーン!!LINA M ETCHESURI 写真展」
http://osasimiichiban.blog67.fc2.com/blog-entry-84.html
▼志賀直輝「完結 ワンダーウォールキャンペーン おわりのはじまりなのだ! 」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=710445543&owner_id=5635310
▼志賀直輝「ドキュメントPV「ワンダーウォールキャンペーン」助監督クリス・ランシーついに完成!!」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=711692632&owner_id=5635310
▼ハーポ部長(RLL)「わんだーうぉーるプロジェクト」
http://www.rll.jp/hood/action/20080110012041.php
▼ハーポ部長(RLL)「わんだーうぉーるキャンペーン続報」
http://www.rll.jp/hood/action/20080129204042.php
▼ハーポ部長(RLL)「速報!成功!ワンダーウォール・キャンペーン(わんだーうぉーるキャンペーン改め)」http://www.rll.jp/hood/action/20080207011202.php
▼ハーポ部長(RLL)「パレスチナ速報!」
http://www.rll.jp/hood/text/harpobucho/20080204011947.php
▼ハーポ部長(RLL)「海を渡った座頭市」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=707148577&owner_id=125281
▼ハーポ部長(RLL)「パレスチナ壁紙を広げてみたら」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=708294561&owner_id=125281
▼ハーポ部長(RLL)「ワンダーウォール・キャンペーン(確定)」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=698121947&owner_id=125281
▼イルコモンズ「渋谷246ギャラリー」と「ルート181ギャラリー」
http://illcomm.exblog.jp/6829832/
▼イルコモンズ「やればできるし、想えば叶う」
http://illcomm.exblog.jp/7193552/
▼IRA「パレスチナより憎愛とアナーキーと連帯をこめて」
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2008/01/blog-post_15.html#links
▼気流舎「わんだーうぉーるプロジェクト」
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/design/080110a.html
▼気流舎「わんだーわんだー!」
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/design/080208a.html
▼インテリパンク(RLL)「日本人がパレスチナに何かできるとしたら」
http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20080207203106.php#more
▼喫茶 はなれ「夢が叶った/ My dream comes true」
http://cafekyoto.exblog.jp/7235816/
▼佐藤澪(もりのかいぎ)「パレスティナとイスラエルに温泉の湯気は立ちますか?」
http://blog.satourei.com/?eid=726953
▼ユミソン「ワンダーウォール!」
http://art.yumisong.net/log/eid643.html
▼EASY Net「パレスチナの分離壁とグラフィティ」
http://easynet.exblog.jp/7387604/

[画像]
▼「わんだーウォールキャンペーン1 撮影LINA M ETCHESURI」
http://mixi.jp/view_album.pl?id=10822462&mode=photo
▼「わんだーウォールキャンペーン2 撮影LINA M ETCHESURI」
http://mixi.jp/view_album.pl?id=10831671&mode=photo
▼「素人写真館・撮影 クリス・ランシー+キトウセイシ」
http://mixi.jp/view_album.pl?id=10790632&mode=photo

[ダウンロード]
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▼RLL「ナチラエル」

▼RLL「Blind Attack」

▼イルコモンズ「T.C.D.C.」
[動画]
▼「ワンダーウォールキャンペーン YOUTUBE編1」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=709935848&owner_id=5635310
▼「ワンダーウォールキャンペーン YOUTUBE編2」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=709951378&owner_id=5635310
▼「ワンダーウォールキャンペーン YOUTUBE編3」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=709967681&owner_id=5635310

[おまけ]
▼トーキョーワンダーウォール都庁2007
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/wonderwall/index.html
by illcommonz | 2008-02-10 01:40
▼何をよみとるかであなたが決まる
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A Costa Rican artist found himself in hot water with the animal protection people in his home country after using a starving, sick street dog as part of an exposition in Managua, Nicaragua, in August. Guillermo "Habacuc" Vargas allegedly found the dog tied up on a street corner in a poor Nicaragua barrio and brought it to the showing. He tied the dog, according to furious animal lovers, in a corner of the salondead dog as art where it died after a day. Habacuc’s exhibition included a legend spelled out in dog food reading "You are what you read," photos and an incense burner that burned an ounce of marijauna and 175 "rock" of crack cocaine. In the background, according to reports, the Sandista national anthem played backwards. According to the artist, his "art" was a tribute to Natividad Canda, a 'You Are What You Read' written in dog foodNicaraguan burglar killed in Costa Rica by two rottweilers guarding property he had entered at night. The incident caused friction between the two countries. Habacuc told the daily La Nacion, "I won’t say the dog died. The importance to me is the hypocracy of the people where an animal is the focus of attention where people come to see art but not when it’srack cocaine was burned in this as part of the exhibit in the street starving to death." "The same thing happened with poor Natividad Canda. The people sympathized with him only after he was dead," the artist added. The artist apparently is unaware that at least three large, active organizations are dedicated in Costa Rica to the protection of animals and that several persons have been prosecuted Sick, starving dog tied up to die as artfor cruelty to animals. They are hampered in their efforts by the old Hispanic customs of disregard for animal welfare and by a lack of funding.
http://blog.goo.ne.jp/maria911/e/d932cee330593229626bf1c448181ff9

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"ERES IO QUE IEES"
(=You Are What You Read)
「何をよみとるかであなたが決まる」
▼「餓死する犬を展示 これがアート? バルガス コスタリカビエンナーレ」
http://ameblo.jp/earlygirl/entry-10069645034.html

▼「判断の付かないこと」
http://ameblo.jp/lulu-nanakusa/day-20080203.html

▼[YouTube] Guillermo Habacuc Vargas, Bienarte, Maltratador de Animales.
http://www.youtube.com/watch?v=O6vP8CgTonQ

d0017381_15495990.jpg思い出したことば。

「食べ物なしで人間を放っておくこと、
それは情状酌量の余地のない過ちである。
この過ちには、過失と故意の区別は
適用されない」(ラビ・ヨハナン)

仮にこの倫理を人間だけでなく、動物たちにも適用するなら、これは「情状酌量の余地のない過ちを犯したアート」ということになると思うが、この「過ち」は、いまも世界中のいたるところで数限りなく繰り返されている。動物たちに対してだけでなく、人間に対しても、また再び。

d0017381_15503570.jpg【ラファ(ガザ地区)AFP3日=時事】パレスチナ武装勢力が爆破したガザ地区ラファの対エジプト国境の壁が3日、エジプトとイスラム原理主義組織ハマスの部隊によって再び封鎖された。封鎖は約2週間ぶり。壁は先月23日に破壊され、イスラエルの封鎖下に置かれていたパレスチナ人数十万人がエジプト側に食料などの物資を求めて越境した。破壊された壁は、鉄壁や有刺鉄線によって再び閉じられた。エジプト治安筋はAFP通信に対し、治安部隊が境界の封鎖を始めたことを明らかにした。今後パレスチナ人の越境は認められないという。 (2008年2月3日 時事通信)

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d0017381_1805532.jpg[追記]
そういえば、かつて人類は、
「科学」の名のもとに、
食べ物なしにライカ犬を
宇宙に放置したこともある。

←映画「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」
by illcommonz | 2008-02-09 16:01
▼帝国の空の下
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僕らが世界の果てにたどりついたとき
僕らはどこへ行けばよいのだろう?
最後の空がついに尽き果てたとき
鳥たちはどこを飛べばよいのだろう?
草木が最後の息を吐ききったとき
どこで眠りにつけばよいのだろう?

僕らはそのわずかな血で
僕らの名前を記すだろう
僕らはその翼をもぎとり
僕らの肉がうたう歌をききながら
その命を終えるだろう

最後に残されたこの小道の上で
そう ここで この土地で
僕らが流した血のうえに
ここからもあそこからも
オリーブの樹がなるだろう



「だんだん世界がとじてゆく」(原詩:マフムード・ダルウィーシュ 訳詩:イルコモンズ)

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「今日、地球上のいたるところで、数え切れないほどの武力紛争が起きており、短期間で特定の場所に限定されたものから、長く続き広範囲にわたるものまでさまざまである。こうした紛争は戦争というより、(「帝国」内での)内戦とみなすのがもっとも適当であろう。[...] 国家がもはや有効な主権の単位でなくなった今日、内戦は国家という空間内で行われると考えるべきではない。この視点に立てば、イスラエル-パレスチナ、インド-パキスタン、アフガニスタン、イラクはもとより、コロンビア、シエラレオネ、インドネシアのアチェなどで起きている武力紛争は、たとえ国家がかかわっていようと、すべて「帝国」内での内戦と考えるのが適当である」(アントニオ・ネグリ)
by illcommonz | 2008-02-09 05:43
▼数えうた
d0017381_2564441.jpg(一)で、誉められ、
(二)で、くさされ、
(三)で、惚れられて、
(四)で、風邪をひく。

と云うが、
ならば問う。

(百)では、これいかに?
by illcommonz | 2008-02-09 03:22