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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼春眠なき、暁(あかつき)の日々
d0017381_14322228.jpg「イルコモンズ、きみ、朝おきたときに、
まず第一に、どんなこと、かんがえる?」

「今日は、どのデモにいこうかな?ってこと
かな」と、イルコモンズはいいました。

「ちびこもんず、きみは、どんなこと?」

「ぼくはね、きょうはどんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」

イルコモンズは、かんがえぶかげにうなずきました。

「つまり、おんなじことだね」と、イルコモンズはいいました。

・・・・・・・はっ!

と、イルコモンズが寝袋のなかで目をさますと、デモはもう出発した後でした。

▼南と北の連帯マーチ《take 1》
[日時] 2008年4月5日(土)14:00デモ出発
[場所] 三河台公園「六本木」駅徒歩3分[コース] 三河台公園→日比谷公園
STOP G8!貧困・戦争・CO2を撒き散らすG8と多国籍企業のための
「開発」はもうたくさんだ!

・・・・・・・・イルコモンズ、寝坊して、一回やすみ。。。

生きることはよい、生きさせろ!G8のない世界で、生きさせろ!
眠ることはよい、G8に永遠の眠りを!そして、イルコモンズに
布団での安らかな眠りを!

南と北の連帯を願いながら、終わりなき校正作業と映像編集はつづく、、、
「美術手帖」は終わった、次は「現代思想」の校正と「VOL」のインタヴュー。
それから「インサイド/アウトサイド」の映像、それから、あと、なんだっけ。。。
あ! 来週から「文化人類学解放講座」がはじまる、おわ、あわ、うわわ。。。
ぶくぶくぶくぶく.。00O

[追記]
いろいろお誘いいただいてますが、今年も花見にはゆけそうにありません。
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by illcommonz | 2008-04-05 14:34
▼こんなときプーならどうするだろう
「私はプーっていうのは、ほんとうにほかの誰にもつくりえなかった人物だろうと思うんですよ。
私はプーの物語をはじめて読んだ時、26歳くらいでしたけれど、そういう理屈は何も
考えないで、そこに書かれてる世界のなかへ、そのまま入ってしまったんですね。
もう言葉では説明しようがないいんですけど。私はそこへ入っていっちゃったんです。
それから二、三年は、ほかの仕事をしていても、こんなときプーならどうするだろうなって、
無意識に思ったりしたくらいで(笑)。ほんとに最初は、プーの森の世界があるだけ
だったんです。」(石井桃子「はじめに魔法の森ありき」より)

d0017381_2351622.jpg
そのころ、プーの森では、コブタとプーが、夕方の金色にかがやく光のなかを、
かんがえにふけりながら、いっしょに家のほうにむかって歩いていました。
ふたりは、ながいこと、なんにもいいませんでしたが、とうとう、コブタがききました。

「プー、きみ、朝おきたときに、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」

「けさのごはん、なににしよ?ってことだな」と、プーがいいました。

「コブタ、きみは、どんなこと?」

「ぼくはね、きょうはどんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」

プーはかんがえぶかげにうなずきました。

「つまり、おんなじことだね」と、プーはいいました。


「児童文学者の石井桃子さん死去101歳」
「ノンちゃん雲に乗る」などの創作や「クマのプーさん」など数多くの翻訳で知られる児童文学者で、07年度の朝日賞を受けた石井桃子(いしい・ももこ)さんが、2日午後死去した。101歳だった。埼玉県生まれ。日本女子大英文科卒。文芸春秋に勤めた後、新潮社に移り、「日本少国民文庫」編集に携わった。33年、家族ぐるみで交際のあった犬養毅・元首相宅で、英国児童文学の名作、A・A・ミルンの「クマのプーさん」の原著と出合い、40年に岩波書店から翻訳出版した。戦争中から構想を立てていた「ノンちゃん雲に乗る」を敗戦後の47年に出版し、ベストセラーに。また、自宅の一部を開放して、子ども図書館「かつら文庫」を開設。多くの子どもたちに親しまれた。その活動記録「子どもの図書館」(65年)は、子ども文庫の普及に大きな影響を与えた。(朝日新聞 2008年4月3日)

さて、こんなときプーならどうするだろう。いや、どんなときもプーはプーのままだろう。
きっとプーなら、「いやんなっちゃう、ところで、あしたのあさごはんは、なににしよ?」と、
そうかんがえるのだろう。プーのいいところは、そういうところだ。愛さずにいられないような、
諧謔で、とぼけてて、ちょっと頭が足りないって自分で思っているような、そんなプーの
本を訳してくださって、ありがとうございました。
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by illcommonz | 2008-04-03 23:09
▼ネグリそこのけのおもしろさ
d0017381_344142.jpgネグリのいないシンポジウムは、
結果として、おもしろかった。
ネグリがいないことをつい忘れて
しまうくらいの、おもしろさだった。
もしこう云ってよければ、それは
ネグリそこのけのおもしろさだった。
それもそのはず、そもそもラウンド
テーブルにかけつけた全国の有象
無象たちは、ネグリにかこつけて、
いま、最もアクチュアルで、かつ、

現在進行形の活動の最前線のことを互いにレポートしあっていたのだから、
それがおもしろくないはずがない。仮にネグリがその場にいたとしても、
ネグリのことなど放ったらかしにして、あのレポート合戦は進んでいただろうし、
ネグリもそういう脱中心的で脱権威的なカモスモス的状況を愉しんだはずだ。
そう、ネグリのいない上野にもカオスモスの雨はちゃんと降り注いでいたのだ
(そしてネグリが来てないのに上野の空にはちゃんとヘリが飛んでたそうだ)

d0017381_422487.jpg

1968年のヴェネチア・
ビエンナーレの占拠事件を
彷彿させる会場。
たとえば、「貧」のセクションでは「ガソリンスタンド・ユニオン」のことが話された。
たとえば、「戦」のセクションでは「合意してないプロジェクト」のことが話された。
たとえば、「共」のセクションでは「長居公園の演劇レジスタンス」のことが話された。

そして、そのなかで告げられた「生存組合」というクリエイティブで大胆な構想に、
驚きと興奮の声があがった。そして、パリからの電話の最後にネグリが告げた
マルチチュードの「組織化」ということばに、新たな民主主義の構築が新たな次の
ステージに向けて進みつつあることを誰もが予感し、未来へのドアが開くのを感じた
はずだ。マルチチュードの共同体はいかなる名前を持つのだろうか?それ以前に
それははたして共同体と呼べるのだろうか?そんなことを考えていたら、ふと、
こんなことばが、ぽっかり頭にうかんできた。

d0017381_423435.jpg
それはすでにもうはじまっているし、僕らはすでにそれに生成変化しつつある。
もはや組織とも共同体とも呼べない互いに特異なることを共にする者たちの集合体
としての「共異体」に、そして、「いきもの組合」に、ネグリよりも速く、ネグリすら超えて、
ネグリのいない、やがて来る未来にむかって、ネグリの思考の彼方で。

d0017381_585486.jpg

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d0017381_4241579.gif[追記]
たとえば、雨宮処凛は、
「ガソリンスタンド・ユニオン」に
ついてこう書いている。
「自分内・内ゲバ」は止めた」
「最近、またまた素敵な労働組合が結成された。それは「ガソリンスタンド・ユニオン」。20代のバイトの若者たちで結成された組合だ。が、会社に組合の結成を通知し、団体交渉を申し入れた3日後、組合員に解雇が通告される。解雇理由は「サブプライムローンの破綻による世界的な景気後退予測の強まり」……。ガソリンスタンドユニオンの連帯集会の告知文には「アルバイトにサブプライム問題の責任を取らせようとするなど勘違いも甚だしい」とある。昨年からのガソリン価格の高騰で、今、多くのガソリンスタンドはセルフ方式に変わっているという。そこで真っ先にクビを切られるのがバイトだ。というか、ガソリンスタンドや多くの飲食業はほとんどバイトで回しているようなものなのに、彼らは業績悪化であっさりとクビを切られてしまう。そんな状況に黙っていないで立ち上がった若者たち。一昨年くらいから多くの若者が全国各地で同時多発的に立ち上がり、フリーターでも1人でも入れる「インディーズ系労組」を次々と結成しているわけだが、そんな姿を見て、自分たちも始めようと労組を訪れる若者たちは後を絶たない。行くたびに新しい顔ぶれがいて、次の「反撃」の作戦を練っている。そこはいつも、はちきれそうな熱気に満ちている。少し前まで、若者たちは不安定で貧乏な自分を責め、人に責められ、世間からはバッシングされ、そうしてたまりにたまった怒りを、自らを傷つけることなどに向けてきた。自分だけが悪いわけではないような気もするけれど、一体誰が悪いのかわからない。怒りと苛立ちに自家中毒を起こした心は「自分内・内ゲバ」のように彼らを蝕む。そう、私たちはずーっと自分自身と不毛な内ゲバをしてきたのだ。しかし、私たちは見つけた。人を1人でも多く蹴落とすことばかりを子どもの頃から叩き込まれてきたけれど、そうじゃない生き方もあるのだ、と。「連帯」や「団結」という、「競争」を強いられてきた私たちから一番遠い言葉はあまりにも新鮮で、そんな純度の高い「連帯」は、競争社会で傷ついてきた若者たちだからこそ、輝いて見えるのかもしれない。」(雨宮処凛)
....................................................................

「希望は、戦争」(赤木智弘)だなんて云うが、とんでもない話だと思う。まったく同感できない。そうではなく、「希望はスト、希望はデモ、希望はユニオン、希望はコモン」だとそう云いたい。
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by illcommonz | 2008-04-03 04:42
▼倒壊から一夜あけて
d0017381_248760.jpgかつて岡本太郎はこう云った。
「人間に顔があるように、
グラスの底に顔があっても
いいじゃないか。」

それと同じことだ。

自ら転倒した塔の底に
もうひとつの顔があっても、
いいじゃないか。

しかし、その顔は決して笑ってはいなかった。かといって、
泣いてもいなかった。その顔はた・だ・そ・こ・に・あ・っ・た。
それで、いいじゃないか。

ええじゃないか、ぇぇじゃなぃか、ええじやないか。

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[追記] では、来年のエイプリルフールまで、ごきげんよう。

【ご注意】この画像はイルコモンズがつくったものではありません。
Google の画像検索をしていて偶然見つけたものです。
記事の内容からすると2年前に誰かがつくったもののようです。
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by illcommonz | 2008-04-03 02:51
▼太陽の塔は倒壊したのではない
d0017381_22271665.jpgかつてモフマルバフはこう云った。
「アフガニスタンの仏像は
破壊されたのではない、
恥辱のあまり
自ら崩れ落ちたのだ」と。

それと同じことだ。
「太陽の塔は倒壊したのではない
絶望のあまり自ら転倒したのだ」。


では、いったい太陽の塔は何に失望したのか?そんなこと聞くだけ野暮である。
このところのニュースをみてたら、太陽の塔が転倒したくなるのも無理はない。
イージス艦が漁船を沈め、イスラエル軍がパレスチナのこどもたちを射殺し、
中国軍がチベットの住民を弾圧し、法/外務省がネグリの入国を妨害する。
大きなものが小さなものたちを平気でふみつけにし圧殺するようなことばかり
起きてる。太陽の塔は、自分が巨大なものであることについに居たたまれなくなり、
何かをふみつぶしたり圧殺してしまわぬように、自ら孤独のうちに転倒したのである。
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by illcommonz | 2008-04-01 22:33
▼デングリから一夜明けて
d0017381_17341693.jpg午後から別件の実行委員会設立会議に出席。
その後「現代思想ネグリ特集号」に掲載される、
鵜飼(哲)さん、平井(玄)さんたちとの座談会に
出席。さらに一夜あけて、たまった雑用仕事を
かたづけながら、「人類学バトル」の原稿の校正。
それがすんだら「美術手帖」の対談原稿の校正。
そこまでかたづけば、ちょっとやすめる。メール
などへのお返事は、もうしばらくおまちください。

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[追記] あはは、たしかにそうだ。

「3月30日、上野にネグリという有名なアジテーターが来るのでたくさんの人が集まるというイベントがあった。こいつは二言目には「悪がはびこってるから暴れた方がいい」とか「勝手に騒ぎ出した方がいい」とか物騒な事ばかり言い出す景気のいいオッサンなので、まんまと入国拒否(ヒドイ!)。ってことで、結果的に日本のわけのわからない奴らばっかりが上野にたむろするというナゾの現象になったので、意外に面白かった。その余波で、高円寺にも北海道から関西、九州まで妙な人がたくさんやってきて、大パニックになっていた。」 (松本哉)
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by illcommonz | 2008-04-01 17:36