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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼【中止】完全生中継 「首都圏反原発連合 vs 野田佳彦内閣総理大臣」
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「野田首相に対する直接要求・勧告行動」
[日時] 2012年8月8日(水)14:30-14:50(延長は最長10分くらいまで)
[場所] 追ってお知らせ致します。
[出席者] 首都圏反原発連合、野田佳彦内閣総理大臣


▼【速報】 野田の都合により延期、決戦は金曜日。
http://illcomm.exblog.jp/16584628/

 「私たち、首都圏反原発連合は、3月29日より毎週、長期間に及ぶ大飯原発再稼働反対の首相官邸前抗議行動の呼びかけを行ってきました。また、4月には、内閣府への大飯原発再稼動中止の申し入れを行いました。それ以降も、野田首相への申し入れ(要求・勧告)を官邸側に要求してきましたが、官邸側は拒否を続けていました。しかし、6月中旬以降、大飯原発再稼動決定以降もなお巨大化を続ける首相官邸前抗議によって、野田政権もいよいよこうした動きを無視できなくなりました。一方、政府が提示している原子力規制委員会の人事案は脱原発を要望する市民の声をないがしろにする不当極まりないものです。 このたび、首都圏反原発連合は、官邸前や国会前に参加いただいた超党派の議員、関係者のご協力により、野田首相に対して、再稼働してしまった大飯原発の即時停止ならびに全原発の即時廃止と、脱原発に向けたエネルギー政策の根本的変更を要求するとともに、この要求を受け入れない限りは抗議を続けることを勧告することになりました。」

※中継について:首相官邸HPにて完全生中継 
中継はこちら→ http://www.kantei.go.jp/
※取材について:全行程取材可能、ただし記者クラブのみ
※当初、官邸側は取材について一部のみオープン、中継もなしという条件を提示してきましたが、反原連側の要請により、全行程の取材を認めさせ、官邸側にネットでの完全生中継をさせる事になりました。取材に関してはフリージャーナリストの取材も要請しましたが、認められませんでした。
※諸般の事情により、変更または中止の可能性あり

[出席者] 首都圏反原発連合(Misao Redwolf(NO NUKES MORE HEARTS)、小泉兵義(「原発やめろデモ!!!!!」関係個人有志)、平野太一(TwitNoNukes)、加藤梅蔵(LOFT PROJECT)、原田裕史(たんぽぽ舎)、服部至道(エネルギーシフトパレード)、越後芳(Act311JAPAN)、井手実(「怒りのドラムデモ」実行委員会)、小澤弘邦(個人有志/ロックの会)、waka(個人有志)(順不同)

.................................................


 つまり今回は「首相官邸前抗議」ではなく「首相官邸内抗議」になるかもしれないということ(場所はまだ未定)。たとえ場所が、官邸の中だろうが前だろうが外だろうが、相手が首相だろうが何だろうが、手加減はしないし、遠慮も妥協もしない。もちろん勝手な「理解」など求められても、絶対に理解してやったりしない。野田が何を云おうが、こちらが云うことはいつもと同じこと、これまで何百回となく云ってきたこと、「再・稼・動・反・対」、これは絶対に変らない。そして、「この要求を受け入れない限りは抗議を続ける」ということを、野田にきっちり思い知らせてやって、時間になったら、帰るだけのことだ。

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[関連]
▼ECD「関係ねーって言ってやれ、あいにくご期待に添えません」
http://illcomm.exblog.jp/16551973/

「脱原発代表者と8日面会=野田首相が調整、ネット中継も検討」
 「野田佳彦首相は6日、脱原発を掲げ首相官邸前でデモを繰り広げている市民団体「首都圏反原発連合」の代表者と8日午後に面会する方向で最終調整に入った。関係者が明らかにした。首相は面会を通じて、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働への理解を求めたい考えだ。関係者によると、面会はインターネットで中継され、公開される見通し。面会場所については衆院議員会館とする案などが出ており、官邸と代表者側の調整が続いている。」(時事通信社 2012年8月6日)
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by illcommonz | 2012-08-06 21:51
▼難波のドラム兄弟
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パンクス弟「なぁ、兄ちゃん、今日、ぼくら、どこ行くん?」
アナキスト兄「今日か、今日はな、キタからミナミまでデモして、関電ビビらしたんねん。」
パンクス弟「そうかぁ、、、そやけど、ぼく、おなかすいたわ。」
アナキスト兄「デモ終わったら、串カツ、腹いっぱい食べさしたるさかい、我慢しぃ。」
パンクス弟「うん、おおいげんぱつ、さいかどう、はんたい。」
アナキスト兄「おおいげんぱつ、さいかどう、ゆるさん。」
どんどんどん・どどん....
(2012年8月3日 大阪・大阪駅にて)
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by illcommonz | 2012-08-06 04:51
▼「ナツダツゲンパツ 2012」
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「ナツダツゲンパツ 2012」
[日時] 2012年8月4日 14:00ライヴ 18:00デモ
[場所] 大阪・西梅田公園(リッツカールトンの西隣り)

 「レベル7の原発事故から僅か1年で再稼働。 この暗闇で触れた手に、私たちは互いを発見し、太陽の下に溢れ出す。新しい関係、新しい習慣。今、踊れ!声をあげろ! ナツダツゲンパツ! 音は集まりデモになる。」

■デモコース
西梅田公園→関電本店前→土佐堀通り→なにわ筋→本町通→御堂筋
→心斎橋→難波→元町中公園(解散)  約5km

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■会場では、LIVE/TALKの他に、物販、フリマ、子供プール等を予定!!
■デモはサウンドデモの他、ドラムブロック、子供ブロックも登場!!
 楽器持込み大歓迎。
■デモスタートは18:00、デモコースの距離は約5kmです。
■デモは途中参加・途中離脱ももちろんOKです!!!

[LIVE] RANKIN TAXI/SING J ROY/DELI/ROJO REGALO/AFRO BABES and the earth rhythm section/ジェロニモレーベル/ORIGINAL KOSE/YANBRO
[TALK] 松本哉(素人の乱5号店 店主)+イルコモンズ
[DJ] Kihira Naoki/MAIKO/YOKOCHING/EQUALIZER
[LIVE PAINTING and ART] DOPPEL/丸キタ修司/Hatakeda Mitstuyasu/CGER
[その他] こどもプール/フリマ/展示ブース

・JR「大阪駅」桜橋口より西へ徒歩約5分
・地下鉄四ツ橋線「西梅田駅」より徒歩約5分
・地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩約10分
・地下道6-13出口すぐ

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▼松本哉 ‏@tsukiji14
「脱原発・大阪バカ祭」(←イルコモンズがさっき命名)開催!!これは駆けつけるしかない!!!! http://www.antinukes-osaka.org/ (2012年7月26日のツイート)
▼イルコモンズ ‏@illcommonz
@tsukiji14 すまん、いいすぎた、あやまる @antinukes 。えぇっと、これは、ただの「バカ祭り」ではなく、原発をとめようとする、大阪の「バカぢから」をみせつけてやろう、という、とんでもない「祭り」、略して「バカ祭り」です。おわびに松本くんと一緒に大阪いきます。 (2012年7月26日のツイート)

[追記]
「怒りのドラムデモ」からも若干名参加します。
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by illcommonz | 2012-08-03 20:24
▼「8.3緊急!大飯原発を停止せよ!人事案を撤回せよ!首相官邸前及び永田町・霞が関一帯抗議」
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「8.3緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」
[日時] 2012年8月3日(金)18:00~20:00予定
[場所] 東京・首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。。
[呼びかけ] 首都圏反原発連合有志

※今回は、国会同意人事である原子力規制委員会の人事案決定間際という緊急性に鑑み、田中俊一氏をはじめとする原子力ムラの人間を取り込む人事案撤回についても強く訴えることとします。
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by illcommonz | 2012-08-02 13:23
▼ECD「関係ねーって言ってやれ、あいにくご期待に添えません」


「反原発グループと首相の会談検討へ」
 「政府は、原発に反対する抗議活動が広がりを見せているなか、民主党内からも抗議活動を行っている市民グループの声を直接聞くべきだという意見が出ていることから、野田総理大臣と市民グループのメンバーらが会談する機会を設けるかどうか、検討することになりました。原発事故を受けた今後のエネルギー政策を巡っては、ことし3月から、総理大臣官邸の前で原発に反対する抗議活動が、毎週金曜日を中心に行われており、原発の運転再開も受けて、回を重ねるごとに広がりをみせています。こうしたなか、菅前総理大臣ら、脱原発を目指す与野党の国会議員は、先月31日、総理大臣官邸の前で抗議活動を行っている市民グループのメンバーらと会談し、菅氏は、野田総理大臣とメンバーらが意見を交わす機会を設けたいという考えを伝えていました。これを受けて政府は、今後のエネルギー政策などを巡って、野田総理大臣と市民グループのメンバーらが会談し、直接、意見を交わす機会を設けるかどうか、検討することになりました。この背景には、会談を行うことで、野田総理大臣が市民グループ側の意見に耳を傾けるとともに、再生可能エネルギーを推進するなど脱原発依存を目指す政府の方針を説明し、理解を求めるねらいがあるものとみられます。」(NHKニュース 2012年8月1日)

 こういう場で政府が求めてくるような「理解」を理解してやるつもりなど1ミリもないし、こちらから政府に「理解」を求めたりもしないだろう。いまのこの状況で、政府が求めてくるような「理解」に対しては、首尾一貫、徹頭徹尾、はじめからおわりまで、「関係ねーって言ってやれ、あいにくご期待に添えません」(ECD)って云い続けてやれと思う。「分からず屋」の「こんこんちき野郎」だと思われて結構、物別れに終わっても結構、物分れ上等。ますますデモはひろがり、政府はいてもたってもいられなくなるだろう。ともかく、いまは交渉無用、それはずっと後まわしでよい。大事なのは、ECDがラップするように、いまや人びとが政府に「いうこと聞かせる番」だということで、分からず屋の国民ほど、政府がおそれるものはない。物分りのよすぎる国民であることが、原発をゆるしてきたのだか、なおさらのこと、政府の理解を理解してやる必要も義理もなにもない。官邸前や国会前でいまやってるみたいに、さくっと行って、さくっと帰る、でいいと思う。

[関連]
▼「いうこと聞かせる番だ俺たちが」
http://illcomm.exblog.jp/15479532/

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[追記]
「野田首相、脱原発の団体と面会意向 次の官邸前抗議で」
 「野田佳彦首相は、毎週金曜日に官邸前で関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働への抗議行動を呼びかけている市民団体のメンバーと、近く面会する意向を固めた。早ければ、次の抗議行動が予定される3日にも会う方向で調整している。首相は13の市民団体や個人による連絡組織「首都圏反原発連合」の代表者と会う意向。これまで首相は「一つ一つ、デモの皆さまに出て行って会うことは前例がない」として、超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」を通じた面会要請も断ってきた。だが、抗議行動は広がりをみせ、「民意を軽く考え過ぎている」との批判が政権内からも出ていることを踏まえ、方針転換した。ただ、首相には大飯原発の再稼働を見直す考えはなく、面会ではエネルギー政策の見直し方針への理解を求めるとみられる。」
(朝日新聞 2012年8月2日)
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by illcommonz | 2012-08-02 13:11
▼黒いドラム兄弟
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パンクス弟 「にいちゃん、つかれたよぉ、、」
アナキスト兄 「泣くな、脱原発の夜明けは近い、家に帰るまでがドラムデモだ」
パンクス弟 「うん、さいだどう、はんたい、、、」
アナキスト兄 「さいかどう、はんざい。」
どんどんどん、どどん....
(2012年夏、東京・高円寺にて)

http://twitpic.com/ae5yrhより
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by illcommonz | 2012-08-01 20:17
▼悪霊「無理はしないで、おじいちゃん、あんたのハートは、うけとった」

▼「2012.7.28脱原発中野もパレード 悪霊 on DJカー」

「無理はしないで、おじいちゃん、あんたのハートは、うけとった!」(悪霊)

 悪霊の口から発せられた言葉だけに、また格別に、しみた、しびれた、泣けた、惚れた、これだ、みんなメモれ、コピれ。ところで、悪霊にハートをわたしちゃった、おじいちゃん、ちゃんと家に帰れただろうか?(笑)。
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by illcommonz | 2012-08-01 19:07
▼政府に告ぐ
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▼「首都圏反原発連合と 脱原発をめざす国会議員との対話のテーブル」
[IWJ録画アーカイヴ] http://www.ustream.tv/recorded/24372130

 「井手実(反原連・自営業)さんが涙ながらに声を絞り出した。「官邸前の大集会を誰がコーディネートしているのか? それは政府です。政府が聞いてくれないので、どんどん膨れあがっている」。」(田中龍作ジャーナル「反原連との討論会 「原子力規制委員会人事」問われ、民主党議員凍りつく」2012年8月1日)

 よくも、ともだちを泣かしたな、ゆるさん、このしかえしは、かならずしてやる。
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by illcommonz | 2012-08-01 04:40
▼「よみがはずれた部分もあるが、むしろ、はずれてよかったとさえ思っている」
d0017381_0495197.jpg▼小田マサノリ
「議会制民主主義の果ての狂い咲き国会前
サンダーロードを偲ぶ(別称=昭和残響伝)」

ODA MASANORI
"Mourning the Thunder Road to
the Japanese Parliament on the Limit
of Parliamentary Democracy.
(a.k.a. An Ethograph of the Showa Era)"
「10+1」No.33 pp.38-40 2003年 INAX出版

 「平成一五年九月三日の夕刻、東京・永田町の〈国会議事堂〉におおきな雷が落ちた。議事堂の段状の屋根を直撃したその雷の激しい衝撃で、尖搭の外壁の御影石がはじけとび、バケツにたっぷり一杯分もの石の破弾が、激しい雨とともに、衆議院側の中庭の地面の上にふりそそいだという。このニュースを聞いたとき、即座にいくつもの連想と記憶が頭をよぎった。なかんずくそこで砕け散ったのが、慰霊碑などに使われることの多い御影石だっただけに、わけてもまずは、死者たちのことが頭に浮かんだ。ひとりはまず、花森安治のことだった。戦時中、〈旧国会議事堂〉の中にあった大政翼賛会宣伝部の花形部員として、戦意高揚の国策広告を数多く手がけた花森は、一転して戦後は、雑誌『暮しの手帖』の編集長として、「庶民」の暮しをなによりもまず第一にするというラディカルな(というのはつまり、その「根本」にたちもどった)「民主々義」を唱え、平和憲法の保持と武器の廃棄を、戦後かけて訴えつづけた。「ぼくらの暮しと企業の利益とがぶつかったら 企業を倒すということだ ぼくらの暮しと政府の考え方がぶつかったら 政府を倒すということだ それがほんとうの〈民主々義〉だ」。ことに死を前にした晩年の花森は、時の政府に対するきびしい批判の文を数多く書き遺している。「ぼくらにとって〈くに〉とは、ぼくたちの暮しや仕事をじゃまするものでこそあれ、けっして何かの役にたってくれるものではないのである」と花森は云い、「〈くに〉というのは、具体的にいうと政府であり、国会である」と書いた。そしてその文には、花森自身の手になるものと思われる、暗転した議事堂のファサードの写真や、大粒の雨にうたれる議事堂の遠景ショットのほか、翼賛体制時代のグラフィックワークを思わせるような仰角のアングルで撮られた議事堂の写真などが効果的に添えられていた。そんなこともあって、議事堂を襲った落雷は、先の国会で有事法制をあっさり通過させてしまった現政府(小泉政権)と、それをうっかり許してしまった私たちに対する、花森の怒りの雷(いかづち)ではないのかと、そう思ったのである。(中略)

 いうまでもなく、議事堂に雷の一つや二つ落ちたところで、いまの狂いはじめた国の政治は変わったりしない。また議事堂を「墓場」よばわりしたところで、民主主義が成仏できるわけでもない。いや、それどころか、いま、雷に撃たれて目醒めねばならないのは政治家たちではなく、むしろ私たちのほうなのだということを、それは忘れさせてしまいかねない。政治は天から降りてくるものではなく、地から揺り起こしてゆくものだという意識もそこからは生まれてこない。そしてなにより第一に、そうしたスペクタクルや天罰の物語りには、ドゥルーズが生前、何度もカフカをひきながら書いた、地をはいずる「民」たちが登場してこないのである。(中略)

 七〇年代の爆弾闘争を描いた若松孝二の映画『天使の恍惚』に、「十月組」の「金曜日」と呼ばれる女の革命家がでてくる。その映画のラスト近く、羽根のついた黒いドレスを身にまとった彼女は、次のようなモノローグとともに国会議事堂前の道を、ピース缶爆弾を積んだ車をふらふらと走らせてゆく……「いかなければならない、あたしは、あたしは、はるかむこうからやってきたんだ、だから、だから、あたしはむこうまでいかなければならない、いかなければ、いかなければ、いかなければ、最前線へいかなければ」と、そう呟いた瞬間、突然、場面は国会議事堂前から富士山の見える荒野に切り替わり、車が爆発して炎上する。花森が『一銭五厘の旗』を世に問い、ボイスが「民衆投票による直接民主主義」を訴えた、その同じ年(一九七一)の秋に、この脚本を書いた出口出こと、足立正生にとって国会議事堂は、もはや死を賭してぶつかってゆくべき場所や墓場ではなく、その「はるかむこう」にある「最前線」のほうへ突きぬけてゆくための場所でしかなかった。(中略)

 ネグリとハートが語るように、いま、国家の主権を超えたグローバルな組織や企業が私たちの前に新たな「帝国」としてその姿を現わし、私たち個々人の身体とその「生」を直接的に管理し支配しようとしているのであれば、国会議事堂はかつてのような「民」による抵抗の最前線としての意味を失うからだ。現に今、東京のデモはその最前線を、新たな「帝国」の資本が占領する都心の路上にシフトさせた。「大衆とは人民でも社会でもなく、通行人の群れにほかならず、革命的な群集の一団が理想的形態を取るに至るのは、生産現場においてではなく、街路においてである」という、ヴィリリオの言葉や、「デモンストレーションのデモはデモクラシーのデモだ」というフレーズを想わせるデモが、去る一〇月五日の夜、再び渋谷の路上で行なわれた。このサウンドデモに対して公安警察と機動隊は歩道と車道の間の交通を遮断し、デモの隊列を分断するというやり方で「民」の自由な流れを封じこめようとしたが、それでも漏出する「民」の流れをくいとめることはできなかった。おそらくこのようなデモはこれからさらにその前線を移動させ、そのつど強度と配置を変えながら続いてゆくだろう。そして、国家の古い権力があの墓場から目覚めでもしてこない限り(勿論それは大いにありうることだ)、この時代の気象が国会議事堂のほうへ逆行してゆくことはないだろう。永田町の国会議事堂前の道は、「民」たち自らが「発動機」(ヴィリリオ)となり、そして無数の雷鳴となって疾走してゆくサンダーロードではもはやなくなりつつある。

※全文はこちら。
http://db.10plus1.jp/backnumber/article/articleid/1150/

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 いまから9年ほど前、建築批評誌に連載していたエッセイ(「都市ノ民族誌 別称:昭和残響伝」※未刊行)で、グローバリズムの時代における「国会議事堂」の意味について書いたもの。おとといの「国会大包囲」の後に思い出して、読みなおしてみた。2008年のリーマンショックでグローバリズムが失速し、2011年に「アラブの春」が起こり、そして3.11以後の日本の状況と、いま国会議事堂前でリアルタイムで起きていることを考えると、よみがはずれた部分もあるが、むしろ、はずれてよかったとさえ思っている。昨日、書いたように、おとといの国会議事堂前は、「民」たち自らが「発電機」となり、そして無数の雷鳴となって疾走してゆくサンダードラムロードであり、その「はるかむこう」にある「未来」のほうへ突きぬけてゆくための場所として蘇ったのだった。

[関連]
▼「この風景を、なかったことにすることはできない。」(2012年7月30日)
http://illcomm.exblog.jp/16532988/


▼「脱原発の鎖が国会包囲〜議事堂前に解放区!(2012年7月29日)」
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by illcommonz | 2012-08-01 01:00