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▼「現代美術用語辞典」より、【アートアクティヴィズム】の項
▼「現代美術用語辞典」より、【アートアクティヴィズム】の項_d0017381_22503373.jpg
【アート・アクティヴィズム】art activism
 「アート」(美術)と「アクティヴィズム」(運動)のあいだをつなぐアート作品を総称した造語。美術史研究者の北原恵による同名の著作に由来する。代表的なアーティストとして北原が挙げているのは、ゲリラ・ガールズ、ジェニー・ホルツァー、バーバラ・クルーガー、シンディ・シャーマン、ココ・フスコ、ギリェルモ・ゴメス=ペーニャ、BuBu&嶋田美子、イトー・ターリら。フェミニズムと関連の深い作品が多いが、人種的・民族的な差異の政治学を表現する作品も含められている。アート・アクティヴィズムとは、第一に、政治的・社会的なテーマを主題とした作品を指している。ジェンダーやセクシュアリティ、移民労働といった問題は、造形の質を追究するモダニズム芸術論の支配下においては排除の対象とされてきたが、その効力が失われ始めた1990年代以後、それらはアートの問題として盛んに表現されるようになった。むろんクルーガーやシャーマン、ホルツァーらは、80年代から「シミュレーショニズム」として紹介されていたが、北原は「アート・アクティヴィズム」という新たな概念によって、彼女たちを「シミュレーショニズム」から「フェミニズム」に解き放とうとした。そしてアート・アクティヴィズムの第二の意味は、アーティストによるアクティヴィズムである。ゴリラの覆面を被ってアート界の性差別や人種差別、検閲を告発するゲリラ・ガールズや、アーティストを中心としたフェミニストの組織「WAC(Women's Action Coalition)」、そしてフェミニストでありアクティヴィストであり美術評論家であるルーシー・リッパードについて論じることで、北原は切り離されがちな「アート」と「アクティヴィズム」のあいだを接近させようとした。こうした北原の取り組みは、その後、小田マサノリ/イルコモンズによって展開されている。数々のデモンストレーションの現場に身を置いている。小田マサノリ/イルコモンズは、「アクティヴィズム」を主題とした「アート」としてのアート・アクティヴィズムを、「アート」そのもののなかに「アクティヴィズム」が内包されているという考え方、すなわち「アート・アクティヴィズム」ではなく、「アート=アクティヴィズム」に押し進めたのである。(福住廉)

[参考文献]
北原恵『アート・アクティヴィズム』インパクト出版会 1999
北原恵『撹乱分子@境界 アート・アクティヴィズムII』インパクト出版会 2000
小田マサノリ/イルコモンズ「ストリートで生きのびてゆく拡張されたアート=アクティヴィズム」『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』フィルムアート社 2010
イルコモンズ、成田啓祐、山川宗則「アクティヴィズムの回顧と展望 アクティヴィズム2.0に向けて」図書新聞出版 『図書新聞』2009年2月14日

以上、「現代美術用語辞典」より

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 美術の用語辞典や歴史年表には載ってるが、ウィキペディアにはまだ、イルコモンズの項目はない。







# by illcommonz | 2017-02-25 17:45
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_22554178.jpg
 「反原発美術館」の依頼で制作し、霞ヶ関の経済産業省前に展示された後、強制撤去されて、オークションにかけらけれることになったインスタレーション作品の、その後のこと。まずは、強制撤去のあと、2016年の暮れに丸木美術館に展示された関係書類をみてみる。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_1340382.jpg
▼「今日の反戦反核2016」展示風景(※画像はイメージです)

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_2257411.jpg
「※イルコモンズさんの作品は、作家本人の希望により、民間業者の倉庫からの引取を行いませんでしたツイート参照)。よって、展示作品から失われてしまいました。イルコモンズさんの二作品が、その後どのような道をたどったかは、館内展示作品「強制執行調書(写)」をご覧ください。」(反原発美術館)

 このときの展示は、強制撤去された後に民間業者の倉庫から引き取られた作品をもういちど展示するアーカイブ展示で、これは、イルコモンズのインスタレーション作品が展示されていない理由を主催者が説明したパネルである。「強制執行調書(写)」とは、これのことである。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_13172731.jpg▼「強制執行調書(写)」(事件番号:平成28年(執ロ)第2395~2396号土地明渡執行事件)

 参考までに、強制執行から廃棄処分までの一連の経緯は、下記のとおり。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23415945.jpg

 【Twitter版】
 ①【本日未明、「反原発美術館」から強制撤去された「現代美術作品」http://illcomm.exblog.jp/22612123/ http://illcomm.exblog.jp/22664800/ ※この作品に関して、作者は返還を求めない。半減期まで厳重保管を命じる。】
 ②「遺留品」としてオークションにかけられる「現代美術作品」 【売却期日通知書】事件番号:平成28年(執ロ)第2395~2396号土地明渡執行事件 「上記執行事件の遺留品を引き取らないときは、下記のとおり売却します」 (東京地方裁判所)

 【blog版】
 ①「反原発美術館」寄贈作品
 http://illcomm.exblog.jp/22664800/
 ②「反原発美術館」から強制撤去された「現代美術作品」
 http://illcomm.exblog.jp/23439576/
 ③イルコモンズ謹製「ヴゥードゥー・アーティヴィズム 経産省前天幕広場仕様」
 http://illcomm.exblog.jp/22612123/

 そして下の書類が「反原発美術館」による最終報告書で、自分もこれを読んではじめて、あの作品がどうなったのか知った。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23424069.jpg
▲早川由美子編「イルコモンズ作品 その後」

 結果からいうと、経済産業省前から強制撤去され、イルコモンズが意図的に引き取りを拒否した作品は、はじめは東京地方裁判所の命令で、オークションにかけられるはずだったが、なぜかオークションは開催されず、なんだかよくわからない理由で、「適切に処分」されたらしい。それ以上のくわしいことは、「不明」である。ともあれ今回は、経済産業省にあれを強制撤去させたことがいちばん大事で、それで十分だと思う。もともと「グランギニョル芸術」とはそういうものだ。役目がすめば、世の中からたちまち忘れられ、人知れず、歴史の隘路に消えさるのみ。「作品」が処分されたことは自分にはどうでもいいことだ。むしろ問題は、呪物が消えてしまうと、かえって呪いの解除がむずかしくなるということのほうで、これはおそろしい。たとえば、こんな事件がある。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23121335.jpg
「三重大の「神様」盗難、時効迫る「呪い危険」で話題」
 「津市の三重大学で7年前に起きた「怪事件」が迷宮入りしようとしている。パプアニューギニアの神様と信じられている像が姿を消し、持ち主が貼り出した「強い呪いがかかり非常に危険」のチラシが、ネット上で話題になった。像が見つからないまま、25日午前0時で窃盗罪の公訴時効が成立する。事件が起きたのは、人文学部の研究棟。2009年11月25日夕、同学部教授(文化人類学)だった石井真夫さんの研究室前から、パプアニューギニア・セピック川流域地方の伝統工芸品の像がなくなった。木製の像は高さ約1メートル、重さ約10キロ。祖先をまつる像としてあがめられ、守り神のような存在だという。被害に遭った三重大名誉教授は、こう話しています。「時効はあまり気にしていません。呪いに時効はないですから。」(朝日新聞 2016年11月22日)

 「呪いに時効はないですから」。そのとおりである。この神像の呪いと同じで、原則的に一度かけた呪いは、それが解かれるまで続く。呪いに時効というものはない。あっても百年とか、一生とか、七世代とか、有効期間が長い。今回の作品の場合、その性質上、呪いの期間は10万年に設定している。ところで、このニューギニアの神像が、いまだに見つからないのは、たぶん呪いの効き目が「危険」(ヤバ)すぎて、もう返したくても返せないような状態になっているからではないのかと思う。呪いというものを知っている人たちならそう考えるし、そして、人類学者なら気づいていると思うが、この貼紙それ自体が「呪いの札」であって、仮にこの紙がドアからはがされても、呪いをかけた側がそれを解除しない限り、呪いはつづき、それは、決して、決して、決して、決して、消えない。原発の呪いも同じで、それは10万年つづく。

 それはさておき、今回いちばん驚いたのは、オークションのために作成された書類に記されていた作品の鑑定評価額である。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_1317552.jpg▲「目的外動産目録(遺留品)」

  いちばん下にある「雑品入りフレコンバッグ」というのがそれで、なんと、400円である、400円、そう、よ・ん・ひ・ゃ・く・え・ん・なのである。おどろいた。これだと、材料に使ったフレコンバッグの値段の10分の1以下で、ほかにも、いろんな呪具の材料費と経済産業省までの電車賃まで含めると、制作費の20分の1の額である。原価を大きく下まわる、たたき売り以下の、捨て値である。

 みよ、これが、「400円の現代美術作品」である。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23281443.jpg

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23553166.jpg
 そもそも現代美術はお金にならない、とはいうものの、さすがにここまでとは思わなかった。つくればつくるほど貧しくなる、これは現代美術にかけられた呪いである。

(おまけ)「未公開写真」
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23381453.jpg
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23383442.jpg
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_23385462.jpg
[撮影と記録] 早川由美子

 そういえば、Chim↑Pom の卵城くんも、こう言ってる。
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_2334033.jpg
 「やっぱり福島の原発事故が起きてから、この五年間で日本の言論の自由度とか超下がったじゃないですか。それと同じように、美術館とかアートの現場も、がんがん政治的な理由で検閲とか規制とかがでてるから。でも五輪や「クールジャパン」など政府が国策として推進しようとしている文化の予算はあがっています(卵城竜太/Chim↑Pom)」(東京新聞 2016年11月20日)

 かくして、五輪やクールジャパンなど政府が国策として推進しようとしている文化の予算はあがり、一方、それに反対する文化の価値は最低レベルにまで引き下げられるということがよく分かったグランギニョルな個別具体例であった。

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_13445411.jpg


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[追記]

▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」_d0017381_1682251.jpg 現代美術の「撤去と処分」なら経験があるが、「保存と修復」にはあまり縁がなさそうだ。

# by illcommonz | 2017-02-25 04:49
▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ


▼「メディアと芸術」講義内容紹介ヴィデオ (2017年 3分52秒)
[映像] ダウ・ケミカル社「石器時代からハイテク時代へ」ほか
[音楽] ダニエル・エイヴリー「ナイーヴ・レスポンス」
[編集] イルコモンズ

▼集中講義「メディアと芸術」
[日時] 2017年2月9日-13日13:15-18:30 (※90分×15回)
[場所] 大分・立命館アジア太平洋大学
[講師] 小田マサノリ/イルコモンズ

 この講義では、人類最古のメディアである石斧から、2045年に人間の能力を超えるともいわれる人工知能まで、人類がうみだした様々な「メディア=芸術」をとりあげながら、マーシャル・マクルーハン、マット・リドレー、ケヴィン・ケリーなどのメディア論を紹介します。この講義ではまずはじめに、簡単なメディア・リテラシー・チェック(下記参照)を行い、履修者のリテラシー度を測定します。その後、履修者のリテラシーにあわせて、メディアの歴史を学んだ後、テクノフォビア(技術嫌い)でもなく、テクノフィリア(技術マニア)でもない多面的な視点からメディアを考えるために、マクルーハンの「テトラッド」を使って、メディアが「強化するもの」「衰退させるもの」「反転するもの」「復活させるもの」という4つの視点から考えるアクティヴラーニングの実習をおこないます。

【おしらせ】
 2013年より立命館アジア太平洋大学で開講してきました本講義は今年度限りで終了となります。講義用に制作した教材や資料のストックがたくさんありますので、他大学の講義や集中講義などで、ご要望があれば、講義をうけたまわります。下記までご連絡ください。

[連絡先] illcommonzo(at)gmail.com

【配布資料】(抜粋)
▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16185780.jpg
▲メディアリテラシーチェック①


▲メディアリテラシーチェック②サウンド篇

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▲メディアリテラシーチェック②ヴィジュアル篇

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16195378.jpg
▲メディアの実物にふれる体験学習

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1621689.jpg
▲高等学校科目「社会と情報」のメディア教育

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▲人類最古のメディア

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16392292.jpg
▲メディアの発明史


▼「世界を変えた発明タイムライン」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16373364.jpg
▲マーシャル・マクルーハンのメディア論

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16414117.jpg
▲テクノフォビア

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_17561454.jpg
▲宮崎駿はフォビアかフィリア

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_18492847.jpg
▲テトラッドとクリティカルシンキング

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16423183.jpg
▲小テスト

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16425419.jpg
▲エジソンとEVP

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1643885.jpg
▲メディアと文学①水木しげる

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1643351.jpg
▲メディアと文学②新美南吉

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16434988.jpg
▲メディアと文学③村上春樹

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_2192388.jpg
▲コンピュータの性能とサイズ

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_2193859.jpg
▲エニアックの女性たち

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_18485173.jpg
▲1995年のネチケットガイドライン

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16442491.jpg
▲ITの大ハズレした予言

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16444687.jpg
▲ムーアの法則

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1645577.jpg
▲マット・リドリーの「合理的楽観論」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16461286.jpg
▲もし、GUIがなかったら

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16463228.jpg
▲マクルーハンの「グローバルヴィレッジ」観


▲「レガシー・コンピュータ・ウィルス・リミックス」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1646539.jpg
▲ネットトロールの研究

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1647924.jpg
▲ネット炎上の研究

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16511770.jpg
▲ビッグデータが可能にするもの

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16474234.jpg
▲プライバシーの変化

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1648151.jpg
▲人工知能に奪われない仕事

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1648162.jpg
▲ケヴィン・ケリーの「テクニウム」論

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16483386.jpg
▲TEDで学ぶ「メディアと芸術」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1648489.jpg
▲TEDで学ぶ「メディアと社会」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1649626.jpg
▲映画で学ぶ「メディアと人間」

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_16491923.jpg
▲2020年に必要とされるスキル

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1803172.jpg
▲期末テスト(アクティヴラーニング方式)

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【過去の講義録】
▼2015年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/22848854/
▼2014年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/21542320/
▼2013年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/20329044/


▼メディア・リテラシー・チェック(解答)


▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1705597.jpg
▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1711239.jpg
▼過去と現在のさまざまなメディアの実物にふれる体験学習

▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ_d0017381_1714994.jpg
▼電子機器から出ている電磁波の音をきいてみるワークショップ





# by illcommonz | 2017-02-07 00:00
▼「着水」か「不時着」か「墜落」か、Google の画像検索に推測させてみた。
▼「着水」か「不時着」か「墜落」か、Google の画像検索に推測させてみた。_d0017381_2138656.jpg
【この画像の最良の推測結果】

 「航空事故」

▼「着水」か「不時着」か「墜落」か、Google の画像検索に推測させてみた。_d0017381_21384250.png
[追記]

【米海軍安全センター調べ】

「クラスA 最重大級事故」

----------------------------
▼「着水」か「不時着」か「墜落」か、Google の画像検索に推測させてみた。_d0017381_1053434.jpg[関連]
▼「オスプレイ事故は「最重大級」 米機関が評価、沖縄名護海岸の墜落」
「沖縄県名護市安部の海岸で13日夜に起きた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ墜落事故で、米海軍安全センターが事故の規模について最も重大な「クラスA」に分類し、機体は大破したと評価していることが15日分かった。クラスAは被害額が200万ドル以上や死者が発生した事故。米軍や米国防総省は「不時着」「着陸」と説明しているが、説明とは程遠い、激しい事故だったことが今回の評価でも裏付けられた」(琉球新報 2016年12月16日)








# by illcommonz | 2016-12-15 21:41
▼[追・追記版] 2016年、あなたの「F度」改メ「P度」と、あなたの今の心の状態。
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リアルタイムF尺度測定ページ

 「本書(『権威主義的パーソナリティ』)は、社会的差別についての研究書である。私たちの主要な関心は、潜在的なファシスト的な個人、つまり、反民主主義的な宣伝に特に動かされやすい個人にむけられている。つまり、ファシズムが、将来また、かなり強大な社会運動になるようなことがあれば、容易にそれを受けいれそうな人である。というのも、人類の伝統的な価値や制度に対して、ファシズム以上に重大な脅威をあたえる政治的・社会的傾向はないと思われるからである。ファシズムをうけいれやすいパーソナリティについての知識は、ファシズムとの攻防でかならずや役にたつだろうと思われる。」 (マックス・ホルクハイマー「はじめに」 『権威主義的パーソナリティ』 1950年 )

 「権威主義的性格」は、エーリッヒ・フロムが提示された概念で、硬直化した思考により、強者や権威を無批判に受けいれ、マイノリティを憎む社会的性格のことを指す。フロムは、このような性格を持つ人びとが、ファシズムを受け入れたとした。これを「民主主義的性格」の対置概念としてとらえようとしたのがテオドール・アドルノである。彼は「Fスケール=ファシズム尺度」をはかる方法を開発し、ファシズム的な心理傾向の一覧表を作成した。(ウィキペディアより抜粋)

「Fスケール」のネット診断はここから→ http://cloudy9.fc2web.com/fscale.html(※全30問)

▼[追・追記版] 2016年、あなたの「F度」改メ「P度」と、あなたの今の心の状態。_d0017381_22375277.jpg
【アドルノによる性格診断】

[F度が高い人……権威主義的性格](例:ネットトロール、レイシストなど)

 ①強い者にへつらい、弱い者に威張る。

 ②人種的・宗教的などの偏見と差別意識にとらわれやすい。

 ③自分の集団だけに忠誠心を感じ、他の集団には冷淡である。

 ④善玉か悪玉か、敵か味方か、白か黒かというように全てのことを
  二分法的に決めつけ、中間や第三の立場を認めない。

 ⑤型にはまったステレオタイプの考え方にはまりやすい。

 ⑥人間を人柄ではなく、肩書き、生まれ、家柄、学歴などの
  外面的な特徴で判断してしまう。
 
 ⑦特に人間を序列化してタテの上下関係で捉えようとし、
  優秀な人物と劣等な人物とを区分しようとする。

 ⑧「正しい」ということを「強い」ということにすり替え、「勝てば官軍」の考えで、
  権力や金力、腕力のある者になびいていく。

 ⑨人間をモノのように考え、人を利用しても平気でいる。

 ⑩人間を信用していない。

 ⑪「現実主義」を自称して、理想主義的な努力にたいして皮肉で、
  冷笑的な態度をとる。

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[F度が低い人……民主主義的性格] (例:リベラル)

 ①偏見や差別意識にとらわれない。

 ②自分と違った考え方や生き方に対しても理解する能力を持ち、
  それぞれの良さを評価することができる。

 ③善玉か悪玉かを性急に決めつけることなく、さまざまな観点から
  柔軟にものを見ることができる。

 ④人間の善意を信用し、理想主義的な努力に対して希望を失わない。

 ⑤権威も認めることはあっても無批判に盲従しない。

 ⑥自分の集団以外にも心を開き、友情と誠意を持って接する。

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 「権威主義的な人は、啓蒙されていながら、同時に、さまざまの迷信につきまとわれているのであり、ひとりの個人主義者でありながら、すべての他者と一心同体化した存在でなくなることへの恒常的な恐怖にかられているのであり、さらには、みずからの自立性さえもうとましく思い、すすんで権力と権威に従属してゆこうとするのである。」(マックス・ホルクハイマー)

 E・フロムからT・アドルノやM・ホルクハイマーたちがひきついだ、この大衆心理の分析法を、手軽なネット診断風にリミックスした、この「F尺度測定」は、学問的にはいろいろあるだろうが、なにはともあれ、手軽に自分のファシズム度を診断できるのでよい(近々、大学のアクティヴラーニング講義でも使おうと思っている)。ただ、ファシズムを意味する「F」のままだと、「まさか、いまどきそんなことは、」とか、「21世紀の現代にファシズムなんてありえない」とか、「ほかのひとはともかく、自分はちがう」といった、いろんなバイアス(正常性バイアスなど)がはたらいてしまうので、「F」ではなく、「ポピュリズム」を意味する「P」にかえたほうがよいと思う。同じく、「権威主義的性格」というフロムたちのネーミングは、「権威主義」ということばが強すぎるし、ファシズムへひきつけられる心理は「性格」のように恒常的で固定的なものではないので、いっそのこと、「ドナルド支持度」(ファーストネームにすることが重要)とか、「安部さん支持度」(さん付けにすることが重要)にしたらどうだろう。同様に、あくまでこれは「性格」や「信念」ではなく、あなたの「いまのこころの状態」だということにすれば、診断結果も、よりうけいれやすくなると思うが、どうだろう。

[追記] アドルノたちの「権威主義的パーソナリティ」という本は、原書で約900頁、二段組の日本語訳で約500頁という分量で、しかも内容も高度に専門的なので、読みとおすのはむずかしいと思う。そこで、手軽によめる関連本として、次の2冊がおすすめしておこう。

 エーリッヒ・フロム 「自由からの闘争」(翻訳あり)
 テオドール・アドルノ 「ミニマモラリア」(翻訳あり)










# by illcommonz | 2016-12-07 12:51